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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

クラウド型の言語解析サービス「コトロジ」を提供開始

~ネットワークサービス事業者のテキスト解析を効率化~

CTC

伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は、ニュースサイト、Eコマース、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)、電子書籍ストアなど、BtoCサイトを運営するネットサービス事業者を中心に、クラウド型の言語解析サービス「コトロジ」を7月12日より本格的に提供開始した。同社は、コトロジを含めた関連ビジネスで、今後3年間で30億円の売上を目指している。

ネットサービス事業者にとっては、顧客の維持・拡大のために、サービス利用者に必要な情報を迅速にかつ適切に利用者に提示することが重要な課題である。

コトロジは、テキスト文章に基づいた言語解析機能を提供するクラウドサービス。コトロジの解析結果を活用することで、例えば、ネットサービス事業者などは、Web入力等から得た利用者の発言の意味内容をコンピュータレベルで把握することができ、利用者に関連するニュース・広告・投稿・電子書籍などの情報を、最適化して提示することが可能となる。これによりネットサービス事業者は、それぞれの利用者にとってカスタマイズされたサービスを提供することができ、自社サービスの差別化が実現できる。

また、コトロジの用意する20万語に及ぶ充実した有害用語辞書と行動解析機能を使用すれば、ブログ、掲示版などのSNSサイトでの不適切な投稿などの自動的なフィルタリングも実現できる。

コトロジでは、標準型サービスとプライベート型サービスを用意しており、顧客の要望に合わせて選択が可能だ。

標準型サービスは、共有のプラットフォームを使用しており、顧客のシステムに簡単なプログラムを組み込むだけで、短期間で高精度の言語解析サービスの提供が可能である。

一方、プライベート型サービスでは、顧客毎に専用のプラットフォームや独自辞書の作成、顧客のサービスに合わせたSLAなど、柔軟な言語解析サービスとなっている。

CTCでは、通信事業のインフラ構築における実績をベースに、コトロジをキャリアグレードのサービスとしてCTCのデータセンター内に構築している。CTCが、導入からカスタマイズ対応による開発、運用及び言語辞書のメンテナンスなどにワンストップで対応する。

コトロジの言語解析エンジンとしては、Jetrunテクノロジ㈱の言語解析エンジン「TrueText」を採用している。TrueTextは、1000万語を超える辞書を有しており、新語・流行語などの最新の語彙にも定期更新により対応している。

CTCは、2010年10月に立ち上げたクラウドビジネスの新ブランド「cloudage」のもと、今後も、ニュースサイト、Eコマース、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)、電子書籍ストアなどのBtoCサイトを運営する企業を中心に、コトロジを提供していくとしている。

コトロジの主な特長は以下の通りである。

①言語解析機能

  • ・文章を解析し、具体的で質の高いキーワードを抽出、カテゴリに分類

②辞書機能

  • ・1000万語・1900カテゴリを保有する充実した辞書
  • ・辞書センターで収集した新語・流行語を定期更新で辞書に反映
  • ・20万語に及ぶアダルト、犯罪、及び差別用語などの有害用語辞書を用意
  • ・顧客独自辞書の構築(プライベート型サービス)

③インタフェース開発

  • ・顧客の様々な要望に応じたインタフェースを開発(プライベート型サービス)

お問い合わせ先

●伊藤忠テクノソリューションズ
TEL:03-6203-4100

NEWS(2011年9月)

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