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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

分析プラットフォームの最新版「SAS 9.3」を発表

~“ビッグ・アナリティクス”により大量データをスピーディに分析して迅速な課題解決を実現~

SAS Institute Japan

ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであるSAS Institute社(以下、SAS)は、SASソフトウェアのテクノロジー基盤である分析プラットフォームの最新版「SAS 9.3」を提供開始することを発表した。大幅に機能強化された最新版は、膨大かつ増加し続けるデータの分析機能を強化し、企業のより迅速かつより優れた意思決定を実現。小売業における何千もの商品の価格最適化や、病院での最適な治療法の選択、政府機関による不正対策などの分野において、SASが提供する“ビッグ・アナリティクス”により、“ビッグデータ”と呼ばれる大量データを分析することで洞察を導き出し、企業のより優れた意思決定を支援していく製品である。


最新版のSAS 9.3では、新機能により、大量データの管理がより容易になり、データサンプルからではなく保有するすべてのデータを分析することで洞察を導き出すことを可能にした。例えば、オンライン旅行会社のExpedia社では、従来はできなかった方法でデータ資産を活用している。Expedia米国部門のバイスプレジデント兼ゼネラル・マネージャーであるJoe Megibow氏は、「Expediaでは、顧客行動のすべてをトラッキングし測定していますが、このような大量データの扱いにはSASが欠かせません。SASの予測分析とデータマイニング製品により、当社のデータウェアハウスに格納された約200テラバイトにも及ぶ顧客データとクリックストリームデータを分析しています。分析を活用して顧客に高い付加価値と利便性を提供することで、顧客満足が向上し、結果として予約数と収益の増加につながっています」と語っている

また最新版では、あらゆるビジネス上のトランザクション、ソーシャルメディア、位置情報、マルチメディアなどから発生する膨大な量の構造化および非構造化データを処理することを可能にした。加えて、大量データの処理機能が強化されたことで、サンプリングに頼らず保有するすべてのデータを分析し、従来以上に正確な分析結果を得ることも可能にした。


リアルタイムの顧客分析、不具合の予測や不正行為のモニタリングなどをはじめとする様々な用途に対しては、次のような機能が提供される。

◆優れた拡張性:さらなる大量データの分析が可能に。

◆処理能力の改善:強化されたHigh-Performance Computing機能により、意思決定に必要な分析結果をより迅速に提供することを可能にした。

◆生産性の向上:分析をよりスピーディに効率的に行うことが可能となり、ユーザーはより多くの課題に対応することができる。

◆利用範囲の拡大:従来取り扱わなかった情報源や書式を分析やワークフローに取り込むことができ、分析プロジェクトにおけるユーザー間の協業や、やり取りが容易になる。


SAS 9.3へのアップグレードにより、未知のパターン、機会、洞察を発見する予測分析およびデータマイニング製品群、一貫性のある正確なデータをタイムリーに組織に提供する「SAS Data Management」、大量のテキストデータに埋もれた情報を最大化する「SAS Text Analytics」、計画を改善するために将来の起こりうる行動の範囲を理解する「SAS Forecasting」といった製品群の機能が拡張された。

本製品の国内での提供開始は、2011年第3四半期を予定している。

お問い合わせ先

●SAS Institute Japan
TEL:03-6434-3700

NEWS(2011年9月)

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