EMCジャパンは、国内重複除外バックアップ市場でトップシェアの「EMC Data Domainシリーズ」に低価格なエントリーモデル「Data Domain DD160（DD160）」を追加、販売開始することを発表した。

これまでのData Domainシリーズは、中規模から大規模環境のバックアップ向けの製品だったが、今回のDD160の提供により、小規模環境のバックアップにも対応が可能となった。同製品は、既存のテープ・バックアップ環境をほとんど変更することなく容易に移行することが可能なため、低コストでバックアップ環境を劇的に改善できる。EMCジャパンでは、DD160の販売パートナーとして、既存の販売パートナーに加え、ディストリビュータ経由の販売網も整備し、さらなる市場獲得を目指していく。

またDD160に加え、中規模データセンターのバックアップ向け製品「Data Domain DD620（DD620）」と「Data Domain DD640（DD640）」をラインナップに加え販売を開始する。DD620とDD640は、既存の同クラスのモデルに比べ、２倍から3.8倍の容量を格納することが可能で、スループットが1.6倍から1.8倍のパフォーマンスを発揮できる。また、1GBあたりの価格を最大71%改善しており、導入しやすい価格に設定されている。