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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

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インターネット決済における本人確認のセキュリティを強化する「CAFIS属性認証サービス」を来春から提供開始

NTTデータ

NTTデータは、カード決済総合ネットワークシステム「CAFIS」において、カード取引の本人確認をより高度化する「CAFIS属性認証サービス」を開発し、来春から提供を開始する。本サービスは、インターネット上でのカード決済の際に、クレジットカードの基本情報に加え本人しか知り得ない「属性項目」を同時に認証することで、本人確認性をより強固にするものである。

背景

インターネットをチャネルとして各種商品の販売やサービスを行うEC(電子商取引)は、クレジットカードによる支払いなど、顧客利便性の高さから、ますます拡大の一途をたどっている。その一方で、対面での本人確認(*1)ができないことによる「なりすまし」等の不正利用犯罪が市場の拡大と比例して増加の傾向にあり、その防止に向けた取組みが進められている。

NTTデータの取組み

NTTデータは、カード決済総合ネットワークシステム「CAFIS」において、現在までに、インターネット決済における本人確認手段の業界スタンダードとなっている「3Dセキュア」(*2)サービスの提供を早期から行い、カード会社向け・EC加盟店向け両方のサービスを提供する日本で唯一の事業体として同サービス推進のサポートを行っている(*3)

今回の取組みは、このようなサービスとの組み合わせも可能な、さらなるセキュリティ向上を目指して開発されたものである。

サービスの概要

今回、CAFISにてサービスを開始する「CAFIS属性認証サービス」は従来のオーソリ(*4)中継時に、カード会員がカード会社に登録を行っている情報の一部(属性項目)を同時に中継することで本人確認性を高めるサービスである。これにより「クレジットカード番号」「有効期限」と合わせ、本人しか知り得ない情報の確認を行うことが可能となる。

また、3Dセキュアをはじめとした他の本人確認手段との併用も可能なので、加盟店の利用シーンや販売チャネルに応じた利用も行える幅広い業種で利用できるサービスになっている。

本サービスの利用にあたって必要となるカード会社・加盟店の対応準備についても、従来取引との併用も可能な提供方式をとることで、対応可能な時期に合わせて利用することができる。

今後の展開

本サービスの促進に向けては、前述の通りカード会社や大手加盟店の対応準備が必要だが、CAFISサービスとして培ってきたリレーションを生かしながら、早期に高度化に向けた対応が浸透するよう進めていく。

また、本人確認の高度化やセキュリティ向上に寄与できるサービス群を拡充していくことで、より「安心」「安全」な決済サービスを提供できるよう、業界各社とともにサービス開発を行っていく。

*1 クレジット決済時の裏面署名との突合(サイン)やIC付きクレジットカードによる暗証番号での確認など。

*2 「3Dセキュア」:ビザ・ワールドワイドが開発したインターネット決済のセキュリティ・プロトコル。

*3 2002年9月に「BlueGateユーザー認証サービス」(カード会社向け)、2003年7月に「BlueGate」(加盟店向け)をそれぞれ開始。

*4 クレジットカード利用の際に、加盟店を経由してクレジットカード会社に対して、該当クレジットカードの与信照会(利用可能確認)をすること、リアルタイムに結果が取得でき加盟店は販売(サービス提供)を実施することが可能。

お問い合わせ先

株式会社NTTデータ
第一金融事業本部
カード&ペイメント事業部
商品企画担当TEL:050-5546-8572
ビジネス企画担当TEL:050-5546-9468

NEWS(2011年12月)

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