NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

NTTデータとグローバルITサービス分野における協業で合意

~グローバル市場におけるNTTデータのITリソースと、OKIの長年のビジョンノウハウを融合~

OKI

OKIは、NTTデータのITリソースとOKIの長年のビジネスノウハウを融合し、ITを活用した新たなビジネスを目指すことを発表した。その第一弾として、両社は、世界120ヶ国で事業を展開しているOKIグループのプリンタ事業部門のITコストについて、NTTデータの海外データセンターを活用することで、20%以上の削減を目指す。

NTTデータとOKIは、今回の取組みを通じて得られるノウハウに互いに保有するIT技術・ネットワークを加え、グローバルな業務ノウハウを活用し、市場の国際化などにより急伸している、企業へのグローバルITサービス事業の拡大を目指していく。

背景

NTTデータグループは、2005年以降、積極的にグローバルビジネスの強化を進めており、日系グローバル企業の各種サポート、欧米ビジネス基盤拡充、中国やインドやベトナムなどの新興国でのIT技術者のリソース拡大に取り組んでいる。そして、世界ITサービス市場における「グローバルトップ5」を目指し、“Global One Team”の考え方のもとに海外グループ会社を活用したグローバルITソリューションを積極的に展開している。

OKIグループでは、2010年10月に発表した2013年度に向けた中期経営計画における成長戦略の中で、プリンタ事業およびEXaaSを中心とするITサービス事業の強化、ATMなどメカトロ商品の海外事業拡大を目指している。

この度、NTTデータとOKIが手を組み、それぞれの技術・ノウハウを提供することで、互いのグローバルビジネスを推進していく領域が大きいと判断し、今回のビジネス協業に至った。

INERPIA/イナーピア SAPホスティングサービス

今回の協業の第一弾としてOKIのプリンタ事業を担っているOKIデータは、NTTデータがマレーシアデータセンターにより提供する「INERPIA/イナーピア SAPホスティングサービス」を活用する。

INERPIA/イナーピア SAPホスティングサービスは、欧州において20年以上の実績を持つサービスをベースにしている。一方マレーシアデータセンターは、NTTグループが運用するグローバルデータセンターで、広域災害の可能性が低い地域に設置されており、デュアル構成や送電を含めた電源の冗長化を備えているなど高いレベルのデータセンター要件を備えている。また、INERPIA/イナーピア SAPホスティングは、世界5拠点にてSAP-Basisコンサルタントを確保し、24時間365日のサービスを提供するとともに、インフラの共有化により、さらなるコスト低減を実現した。日本のお客様へは日本人のサービスマネージャ、日本語のサービスデスクを配置することできめ細やかなサービスを提供している。

今後の展開

OKIグループでは、今後東南アジア、南米地域等グローバルビジネスの領域拡大に向けて、順次NTTデータのグローバルITサービスの利用を進めることにより、ITインフラ基盤の整備・強化、情報システムの戦略的なコスト低減、事業継続性リスクの軽減、グローバルITガバナンス強化といった業務の高品質化を目指していく。さらに両社は、それぞれが国内外に持つ顧客基盤、スキル・リソースを活用した商品・サービスの相互展開や、両社のスキル、ノウハウをベースとした新商品・サービスの創出・展開なども今後図っていく予定だ。

お問い合わせ先

●OKI
TEL:03-3501-3835

NEWS(2011年12月)

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