A10ネットワークスは、アプリケーションプラットフォームAXシリーズの、L4CPSとセキュリティ機能を強化した64ビット新モデル「AX 3200-12」、「AX 3400」の提供を開始した。AX 3200-12とAX 3400は、1ラックユニットのコンパクトな設計と優れた省電力を特長とし、DDoS（分散型サービス拒否攻撃）対策としてFTA（Flexible Traffic ASIC）テクノロジーを搭載することでデータセンターのセキュリティ向上を実現する製品だ。

近年DDoS攻撃による被害は増加傾向にあり、多くのデータセンター事業者にとっては、DDoS攻撃は顧客のサービスへ多大な損害をもたらす脅威となるため、これらを効率的に排除し、安定したサービスを提供することが課題となっていた。

AX 3200-12、AX 3400に搭載しているFTA（Flexible Traffic ASIC）テクノロジーは、DDoSに対する防御の機能を、CPUに代わって専用ハードウェアで処理するものである。その結果、AX3200-12は1秒間に最大2500万SYNに対応し、AX3400は最大5000万SYNに対応が可能。また、AX 3400は1ラックユニットでありながら、これまでのキャリア向けのハイスペックモデルと同等のL4パフォーマンスを実現している。AX 3200-12とAX 3400は、中規模から大規模までのデータセンター事業者へ、優れたパフォーマンスで膨大な攻撃からの堅牢な防御を提供する製品である。