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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

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最新のリアルタイム・データ分析エンジン「Sybase Aleri Event Stream Processor 5.0」を発表

サイベース

サイベースは、金融市場向けリアルタイム・データ分析エンジンの最新版「Sybase Aleri Event Stream Processor(ESP)5.0」を3月下旬より国内で出荷開始する。

世界の金融市場では、取引のグローバル化や取引所の再編に伴い、システムの高速化が加速している。国内金融市場では、最適な取引を実現するために、マーケットの状況を監視し、膨大な過去データを用いたバックテスティングを行ない続けることが大きなテーマの1つとなっている。また昨今では、ポートフォリオやポジションにおけるリスクをリアルタイムに把握・分析し即座に対応することが、金融市場で勝ち残っていくための大きな潮流となっている。

サイベースは、このような流れを受け、キャピタルマーケットのフロントシステムを支えるデータベースとして高く評価される「Sybase Adaptive Server Enterprise」を、リアルタイム・データ分析エンジンであるCEP(Complex Event Processing:複合イベント処理)製品や金融市場向け高速データ分析プラットフォーム「Sybase RAP - The Trading Edition」と連携させ、米国ウォール・ストリートを中心とした金融機関のデータ分析ニーズを支援してきた。

Sybase Aleri ESPは、海外での豊富な導入実績とノウハウをもとに、金融市場より要求されている機能を実装しアダプタやライブラリとの緊密な連携を実現した最新のCEP製品である。海外市場との連携やグローバル化が求められる国内の金融機関でも容易に適用でき、一刻を争う金融ビジネスで勝つことを支援することができる。

サイベースが現在提供しているCEP製品では、大量に流れ込むストリーミング・データを、データベースに登録せずリアルタイムに分析する機能や、取引所やPTS(私設取引所)からのダイレクト・フィード、ロイターやブルームバーグなど市況データ・プロバイダから送られてくるリアルタイムのストリーミング・データを止めることなく捉え、マイクロ秒単位で分析する機能などを提供している。最新のSybase Aleri ESP 5.0では、既存のCEP製品を進化させることにより、さらにアプリケーション開発者向けの機能を強化し、変化の激しい金融市場においても迅速なリアルタイム・データ分析アプリケーションの開発を実現することができる。例えば、GUIベースとSQLベースの2種類のイベント処理言語を提供することで、直感的かつ短時間にアプリケーションを開発することができるとともに、データベース技術者が慣れ親しんだ汎用的なSQLで細かい補足や変更を即座に行うことが可能となった。また、Sybase Aleri ESPサーバにクラスタ・アーキテクチャを取り入れることで、リアルタイム・アプリケーションの可用性と拡張性を大幅に向上させた。

Sybase Aleri ESP 5.0の発表について、富士通ソーシアルサイエンスラボラトリの取締役 山田雅裕氏は、「Sybase Aleri Event Stream Processorの発表を心より歓迎申し上げます。当社は、自社ソリューション商品群『PoweredSolution』により、あらゆる業種に適用できる幅広いソリューションを、様々なお客様にご提供してまいりました。現在、多種・大量なデータをリアルタイム分析するための包括型ソリューションへのニーズが高まっています。このようなお客様の要望にお応えするソリューションを提供するにあたり、Sybase Aleri ESPは最適な解決手段となり得ると確信しております。今後、Sybase Aleri ESPと当社『PoweredSolution』を連携させることで、先進的で競争力の高いソリューションが提供できるものと期待しております」と語っている。

お問い合わせ先

●サイベース
TEL:03-5544-6200

NEWS(2012年3月)

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