A10ネットワークスは、同社のアプリケーションプラットフォームAXシリーズの64ビット最新モデル「AX3530」を提供開始した。

AX3530は、最新の8コアCPUの搭載により1Uラックサイズのコンパクトな筐体で、業界最高の2億5,600万の同時接続数と115Gbpsのスループットを実現している。従来の1Uミッドレンジモデルと比較して、約4倍のパフォーマンスだ。またAX3530は、IPv4延命ソリューション「CGN(Carrier Grade NAT)」や、IPv6移行ソリューション「NAT64/DNS64」「DS-Lite」「6rd」「Stateless NAT46」をフルサポートし、キャリアやインターネットサービスプロバイダー（ISP）が直面しているIPv4枯渇・IPv6移行の課題解決に最適なモデルだ。現在サービスプロバイダーは、IPv4枯渇と顧客向けの通信・接続ニーズへの対応という課題に対し、IPv4アドレスの追加取得、NATによる既存のIPv4アドレスの有効活用、IPv6への移行など、複数の方法で対処している。IPv4アドレスがほぼ枯渇した現在、CGNは短期的なソリューションとして実証されており、既存のIPv4アドレスを何万人ものユーザーで共有することで短期的にはアドレスの最大活用、長期的にはIPv6へのスムーズな移行が可能だ。

A10のCGNテクノロジーは、AXシリーズがCGNの対応を開始した2010年以来、世界中の大手サービスプロバイダー各社で採用されている。