NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

ビッグデータ利活用事業を強化

~ビッグデータからの新たなビジネス価値創出を支援するサービスを提供開始~

日立製作所

近年、クラウドコンピューティングの拡大や、多機能情報端末の急速な普及、センサー技術の進展などを背景として、企業や社会活動で発生するデータが増加している。特に、企業活動で従来発生しているデータに加えて、新たに「人」の活動や、機器・設備などの「モノ」から発生するデータが爆発的に増大している。このような中で、より豊かでスマートな社会、より競争力のあるビジネスを実現するために、ビッグデータを分析し、利活用することへの期待が高まっており、データの効率的な収集、蓄積、検索、処理、分析を可能にするITプラットフォーム技術・製品と、データ分析から新たなビジネスやサービスなどを創出できる有効なアプローチ(手法)が求められている。



日立製作所(以下、日立)は、世界トップクラスのシェアをもつストレージソリューションをはじめ、ストリームデータ処理やHadoop(*1)ソリューションなど、ビッグデータの利活用を支えるITプラットフォーム技術・製品において、豊富なラインアップを有している。2012年3月には、グループ内のビッグデータの利活用に関する基盤技術群を「Field to Future Technology」として体系化し、その後も、ビッグデータ戦略的活用支援ソリューション「vRAMcloud(ブイラムクラウド)」や、ビッグデータの超高速検索処理を実現する高速データアクセス基盤「Hitachi Advanced Data Binderプラットフォーム」(*2)をラインアップに追加するなど、継続的に強化を進めている。また、グループ内に社会インフラをはじめとする幅広い分野のドメイン・エキスパートを有しており、同時にモノづくりの取組みを通じて豊富な分析ノウハウを蓄積している。



今回提供を開始した「データ・アナリティクス・マイスターサービス」は、ビッグデータ利活用に関する専門家「データ・アナリティクス・マイスター」が中心となり、日立がもつ豊富なデータ分析ノウハウや人財、「Field to Future Technology」をはじめとするITプラットフォーム技術・製品などを活用して、顧客・パートナー企業との協創により、ビッグデータから新たなビジネス価値を創出する取組み「イノベイティブ・アナリティクス」を実践、提供するものだ。具体的には、ビッグデータ利活用の「ビジョン構築」から、ビジョンを実現するためのシナリオを描き、その価値を定量評価する「活用シナリオ策定」、実際にデータ分析手法を確立するとともに、システム化した際の性能と、先に策定したシナリオの有効性を検証する「実用化検証」、そして有効性を検証した上での最終的な「システム導入」までの4フェーズのプロセスをトータルサービスとして提供する。



日立は、今後も、ビッグデータ利活用を支えるITプラットフォーム技術・製品の強化を進めるとともに、「スマート・ビジネス・イノベーション・ラボ」が中心となり、多様な顧客・パートナー企業との協創を推進し、ビジネスや社会インフラなど、幅広い分野でのビッグデータの利活用によるイノベーションの実現をグローバルに支援していく。



*1 オープンソースソフトウェアコミュニティ「The Apache Software Foundation」にて開発・公開されている、大量データの効率的な分散処理を実現するソフトウェア基盤。

*2 最先端研究開発支援プログラムにおいて東京大学と共同で推進している超高速データベースエンジンの研究開発成果を製品化。

お問い合わせ先

●日立製作所 情報・通信システム社
 スマート情報システム統括本部
 ビジネスイノベーション本部
 先端ビジネス開発センタ
 TEL:03-5471-3384

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