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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

「deviceWISE」でM2M事業に参入

~システム構築からデータ管理サービスまでM2Mソリューションをトータルで提供開始~

CTC

伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は、北米を中心にM2M(マシン・トゥ・マシン)ソリューションを展開するILS Technology LLC.(本社:米国フロリダ州/以下、ILST社)のM2Mプラットフォーム基盤技術と、CTCのシステム構築、運用ノウハウを組み合わせトータルで提供するM2Mソリューションプラットフォーム「deviceWISE」を7月18日より販売開始した。CTCでは、各業種に販売を行っていくが、工場の産業用装置の遠隔監視を行なっている企業や、センサーネットワークによるモニタリングシステムを使用している企業を中心に営業展開し、関連ビジネスを含めて今後3年間で50億円の売上を目指す。


昨今、大容量データ通信やクラウドサービスが普及する中で、建物のエネルギー使用量の「見える化」や、機器の稼働状況の遠隔モニタリング等のために、センサー端末や機器をネットワークに接続して双方向通信を行えるようにすることで、データ収集や機器の監視・制御を行うM2M技術への期待が高まっている。

従来は、センサー端末からのデータ収集や、収集したデータの分析・加工、機器の制御を行うために、各用途に応じた専用システムを独自に開発するケースが一般的だった。そのため、専門の知見を持つ企業や開発投資ができる企業でないとM2Mシステムを構築することは難しい状況だった。

今回販売を開始したdeviceWISEは、このような課題を解決して様々な業種・業態で共通利用をするために、M2Mシステムに必要な基本機能を備えたM2Mプラットフォームだ。本プラットフォームには、M2Mに必要となる収集・制御または蓄積といった基本機能が備わっており、クラウドサービスで提供されるので、M2Mシステムの導入に際しての開発工程を減らし、短期間かつ低コストでの構築が可能だ。


CTCでは、センサー設置拠点に置くデータ収集用プラットフォームのアセット・ゲートウェイと、データ利用拠点に置き既存の対応済みデータベースやアプリケーションシステムとの接続用プラットフォームであるエンタプライズ・ゲートウェイに併せ、リモートで管理と設定変更が可能なクラウドサービスを提供する。将来的には、M2M通信ネットワークにおけるデータセキュリティの機能強化や、同システムの監視機能の向上など、M2Mトータルソリューションの拡充を目指す。また、デモトライアルの提供も行う。

CTCとILST社が提供するM2Mソリューションプラットフォームの主な特徴は次の通り。

◆センサやデバイスのデータを収集:各種通信プロトコルに対応したデータ収集機能(アセット・ゲートウェイ)を提供。対応済みのセンサーやデバイスであれば、個別プログラムを開発することなくデータを収集できる。

◆既存のデータベースやアプリケーションとの容易な連携:企業で利用されているデータベースやアプリケーションに対し、データを受け渡せるデータ変換機能(エンタープライズ・ゲートウェイ)を提供。対応済みのデータベースやアプリケーションシステムであれば、個別プログラム開発することなく、データを受け渡せる。


ILST社は、既に全世界で250社を超える企業のM2Mシステムにプラットフォームを提供しており、製造メーカーの生産管理システムや設備の遠隔モニタリングなど、業界で最も包括的なM2M構築プラットフォームを確立している。

お問い合わせ先

●伊藤忠テクノソリューションズ
TEL:03-6203-4100
E-mail:press@ctc-g.co.jp

NEWS(2012年8月)

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