NECは、スマートフォンやタブレットPCなどのスマートデバイスを利用する際の高度なセキュリティを実現する、クラウドを活用した認証サービス「NEC; Cloud; Authentication」を企業向けに販売開始した。

本サービスは、NECのID活用基盤ソフトウェア「NC7000-3A」をベースに、スマートデバイスからIDパスワードを入力するだけで、許可されたデバイスとユーザーを識別し、業務アプリケーションにアクセスすることができるものだ。さらに、複数のスマートデバイスに「3Aセキュアトークン」をダウンロードすることで、マルチデバイス認証も可能になる。これらにより、不正な未登録デバイスによるアクセスや、ID/パスワードの盗み見による“なりすまし”被害を防止する。

また本サービスは、SSL-VPNとの接続認証にも対応しており、マルチデバイス認証はVPN装置への接続認証にも活用できる。加えて、社内業務アプリケーションを1つのID/パスワードのみでシングルサインオンすることも可能だ。これにより、OpenID、SAMLなどの標準プロトコルと対応し、社外の法人向けクラウドサービスのSalesForce.comやGoogleAppsとの連携も実現できる。さらに、LDAP連携も提供を予定しておりユーザー社内のActiveDirectroyやOpenLDAPとも連携することで、既に社内で利用しているID/パスワードで認証することができるようになる。

本サービスの価格は、1ユーザーあたり月額150円（税抜）。