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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

通信事業者やサービスプロバイダのユーザー/アプリケーションごとのトラフィックの可視化とコントロールを可能にし、コスト削減と新サービス開発基盤の構築を支援

F5ネットワークスジャパン

F5 ネットワークスジャパン(以下、F5)は、通信事業者やサービスプロバイダ向けの最新製品として「F5 BIG-IP Policy Enforcement Manager(BIG-IP PEM)」と「BIG-IP Carrier Grade NAT」を発表した。

通信事業者やサービスプロバイダは、急激に増加するモバイル・アプリケーション/データのトラフィック、ユーザーあたりの売上(ARPU)の減少、より高度化するセキュリティの脅威、インフラコストの急激な増加など、様々な課題に直面している。また、ネットワークが複雑化したことなどによって、通信事業者が負担するコストは増加し続けており、課題ごとに個々のソリューションを導入せざるを得ない状況に陥っている。これに対し、トラフィックコントロールの機能をBIG-IPに集約し、またBIG-IP PEMにより個々のソリューションを統合することで、パフォーマンスや拡張性を損なうことなく、新サービスを展開しやすいシンプルなネットワークを構築できるようになる。


BIG-IP PEMはF5の提唱する「インテリジェント・サービス・フレームワーク」を実現するBIG-IP ファミリの新たなモジュールだ。これまでもBIG-IPファミリは、インテリジェントなトラフィック管理、TCP最適化、DNSサービスなど、通信事業者やサービスプロバイダにとって必要不可欠な中核サービスを提供してきた。


BIG-IP PEM、は広く利用されている各種PCRF(Policy and Charging Rules Function)製品との相互運用試験も行われているほか、PCEF(Policy and Charging Enforcement Function)の3GPP 規格にも準拠している。BIG-IP PEMの特長は次のとおり。

利用者/アプリケーションごとの分析機能によって新サービスの構築とARPU向上を支援:コンテキスト・アウェア機能と分析機能により、BIG-IP PEMは通信事業者やサービスプロバイダに利用者とアプリケーションのフローに関する詳細レポートなど、ネットワークの状態と利用者の行動のきめ細やかな情報を提供する。

付加価値サービス提供のインフラを効率化:通信事業者やサービスプロバイダは市場での競争力を確保するため、ビデオ配信の最適化、ペアレンタル・コントロール、ウェブ・キャッシングなど、コストを増加させ、ネットワークが複雑化しやすい付加価値サービス(value-added service、VAS)に継続的に投資・導入する必要がある。BIG-IP PEMは、このような問題の解決を支援する。

通信事業者の需要に対応する圧倒的な拡張性とパフォーマンスを実現:BIG-IP PEMはF5のシャーシ型ハイエンド・ハードウェア・プラットフォームであるVIPRION 上での稼働を想定して設計された。最新のVIPRION C4800上で稼働させた場合、BIG-IP PEMは最大で毎秒320ギガバイトのL7スループット、7,200万の同時接続サポート、単一のVIPRION C4800ハードウェア上で最大9,600万の利用者へのサービス提供を実現する。

コストとネットワークの複雑性を低減:BIG-IP PEMを通じて、多くのコアサービスを統合アーキテクチャ上から配信することで、通信事業者やサービスプロバイダはデータセンター内に分散配置されたソリューションを統合し、ネットワーク構成の簡素化とコスト削減が可能になる。

また、同時に発表されたBIG-IP Carrier Grade NATも、PEMと組み合わせることで、標準的NAT44、NAT64、DNS64以外にもアプリケーション・レイヤのトラフィック管理とアドレス変換を組み合わせた、かつてない高付加価値を提供できる。

お問い合わせ先

●F5ネットワークスジャパン
 TEL:03-5114-3230

NEWS(2013年4月)

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