“Happy Engine !”をコンセプトに決済イノベーションに向けた“CAFIS 3.0”の取組みに注力

㈱NTTデータ
第一金融事業本部
カード＆ペイメント事業部長
森村 克弘氏

お陰様で1984年2月にサービス開始したカード決済総合ネットワークシステム「CAFIS」は、関係者の皆様の多大なご支援により今年度で30周年を迎えます。クレジットカード決済インフラとしてスタートしたCAFISは、安全・安心な国内最大の決済ネットワークシステムとして、逐次進化を続けており、月間トランザクション件数は4億件を超え、日本の決済インフラとして成長しております。

NTTデータでは、この30年の間、技術のトレンドやお客さまの事業を取巻く環境変化に応じた新しい価値を常に提供し続けることによって、お客さまのイノベーションをサポートするとともに、快適・便利な社会の実現に向けて取り組んでまいりました。近年では、多通貨によるクレジット決済、スマートフォン・タブレットによる決済への対応、ブランドプリペイドカードのプロセッシングビジネスへの参入による“Non Cash Payment”の推進、海外グループ会社との連携などグローバル化への対応も加速しています。

NTTデータでは、30周年を迎える「CAFIS」の中期的な取組みを「CAFIS 3.0」と位置づけ、それを推奨するコンセプトを「Happy Engine !」と呼んでいます。

CAFISが生み出してきた様々なサービスが、世界中に浸透し、新たな「力」を生み出し「エンジン」となること、その「力」は消費者と事業者の双方を「Happy !」にする、それが「Happy Engine !」です。

この「Happy Engine !」をコンセプトとして、「CAFIS 3.0」ではNTTデータが考える近未来の技術トレンドである①スマートフォンやタブレットなど新しいメディアに対応した“戦略的なデータ収集・分析／活用”、②事業継続性を強力にサポートする先進のデータセンタを基盤とする“環境適応型の粘り強いITインフラ”、③“デリバリー短縮を実現する超高速開発”の3つを推進していきます。

今後も、お客さまの多大な支援によりに支えられ進化をしてきましたCAFISインフラをフルに活用して、お客さまのグローバルビジネスでの成功をもたらす、真の「グローバルビジネスパートナー」として共に成長していきたいと考えています。