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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

DWH製品の最新版「Teradataデータベース14.10」を発表

~TeradataデータベースとHadoopとのシームレスな連携で一体的なデータ活用を実現~

日本テラデータ

日本テラデータは、Teradataデータベースの最新版「Teradataデータベース14.10」の販売、出荷を開始する。Teradataデータベース14.10では、分析パフォーマンスを大幅に向上させるインメモリ技術とHadoopとの透過的でシームレスなデータアクセスを実現する機能などを新たに搭載した。また、プログラムの実行部分の多くをデータベース内で処理するインデータベース分析機能を強化した。価格は325万円(税別)からで、金融、流通、製造、通信など大量データを活用したデータ分析ニーズの高い業種を中心に販売する。直販およびパートナー経由で販売し、販売目標は今後1年でハードウェアを含めて70億円(税別)。



今回搭載されたインメモリ技術「Teradata Intelligent Memory」は、既存のTeradataプラットフォームのメモリーを利用し、アクセス頻度の高いデータをメモリーに配置して分析クエリーのパフォーマンスを大幅に向上させる技術だ。新たな専用サーバの導入は不要で、既存のアプリケーションに変更を加えることなくインメモリ・データベースと同等の分析処理スピードが得られるようになるため、経済性と効率性が実現可能だ。

Hadoop内のデータにTeradataデータベースから直接アクセスし、データの取得が可能な「Teradata SQL-H」機能と、TeradataデータベースとHadoop間の双方向のデータ取り込みを容易にする「Smart Loader for Hadoop」機能によって、TeradataデータベースとHadoopの連携が容易になり、ビッグデータを含めた一体的なデータの活用が可能になる。

インデータベース分析の機能強化では、データの変更履歴を分析するテンポラル機能や地理空間データ分析など従来の分析機能を拡張し、より高速化した。また、統計解析言語のRを商用化したRevolution R Enterpriseが、Teradataデータベースの高い並列処理パフォーマンス下で利用可能になった。さらにFuzzy Logix社との提携により、高度な関数ライブラリーが充実し、様々な分析が高速処理できるようになった。

インメモリ技術の採用とHadoopとの連携や透過的なアクセス機能を実現するTeradataデータベース14.10は、テラデータが提唱するデータ分析の枠組みである「Teradata Unified Data Architecture」の考え方をより具体化し、企業全体の分析能力の改善と競争力向上に寄与する製品だ。



Teradataデータベース14.10の主な機能強化点は次のとおり。

●Teradata Intelligent Memory:Teradataデータベース14.10に新しく組み込まれたインメモリ技術。

●Hadoopへの透過的アクセスを実現:Teradata SQL-Hは、HadoopのHCatalogを利用して、Hadoop内のデータをTeradataデータベースから直接アクセス可能にする機能。また、Smart Loader for Hadoop機能は、TeradataデータベースとHadoop間の双方向のデータ取り込みを可能にし、Teradata内のデータとHadoop内のデータを合わせて分析できる。

●インデータベース分析の強化:テンポラル機能の強化(クエリーのパフォーマンス向上や処理の柔軟性が向上)、地理空間クエリーのパフォーマンス向上、Table Operator(表オペレータ)機能の追加(表関数をさらに機能拡張)など。



Teradataデータベース 14.10は、運用管理を支援するTeradata Tools and Utilities 14.10などのソフトウェア、構築支援やコンサルティング、サポート・サービスと合わせて提供される。

お問い合わせ先

●日本テラデータ
 TEL:03-6759-6151

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