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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

第3のプラットフォームを実現するSoftware-Defined Storage製品群を発表

EMC

EMCジャパンは、新しいSoftware-Defined Storage(ソフトウェアで定義するストレージ)製品群を発表するとともに、一部製品の販売を開始した。


現在、モバイル、ソーシャル、クラウド、ビッグデータといったメガトレンドを基盤にするITの「第3のプラットフォーム」の出現によって、あらゆる規模のサービスプロバイダと企業がIT基盤の変革をせまられている。また、この「第3のプラットフォーム」上での次世代アプリケーションの開発に急ピッチで取り組み、ビジネスとIT戦略を新定義するために、ビッグデータ分析を活用しようとする動きが加速している。既存のプラットフォームから「第3のプラットフォーム」へのスムーズな移行のためには、パブリッククラウドとプライベートクラウドの両方の利点を統合したソリューションが必要だ。EMCジャパンは、このようなニーズを満たす「ハイブリッドクラウド」を実現するための製品群を発表した。これらの製品群を活用することにより、あらゆる業種のあらゆる規模のサービスプロバイダや企業は効率性、俊敏性(アジリティ)、セキュリティ、管理性を手に入れることが可能だ。

今回発表した製品群の概要は、以下のとおり。

◆「EMC ViPR 2.0」:EMC製品、他社製品を問わず、マルチベンダの多様なストレージ・インフラストラクチャを運用管理できるソフトウェア製品で、最適なプロビジョニングを効率よく行える機能と、様々なプロトコルに対応する機能で構成。今回のバージョンでは、既存および新規のストレージ・インフラストラクチャ両方の管理を簡素化させる様々な機能に加え、次世代アプリケーションとビッグデータ分析をサポートする新しいデータサービスを提供する。

◆「EMC ScaleIO」:コモディティ・サーバに構成される様々なストレージデバイス(SSD、PCIeフラッシュ カード、ハードディスク)を抽象化し結合することで、仮想ストレージ プールを作成し柔軟に拡張可能な共有ストレージを構築するソフトウェア製品。サーバ仮想化および物理サーバの両環境に対応し、数台から数千台規模までの拡張性をサポート。構成するサーバ台数に比例して、容量およびパフォーマンス(スループットやIOPS)が直線的に拡張するスケールアウト・アーキテクチャを採用し、サーバの追加や削除に応じてデータを自動的に分散・再配置する機能を備え、パフォーマンスおよび容量効率を最適化する。

◆「Elastic Cloud Storage App- liance」:強力な拡張性を備えた、クラウドストレージ・インフラストラクチャで、あらゆる業種、あらゆる規模のサービス プロバイダと企業に、クラウド ストレージの経済的メリットをもたらすアプライアンス製品。パブリッククラウドの使いやすい環境、俊敏性、コストといったメリットに加え、プライベートクラウドの管理性やセキュリティも享受することができる。

◆「Project Liberty=Software-Defined VNX」:Project Libertyとは、EMCのエンタープライズ向けストレージ・インフラストラクチャ「EMC VNX」の機能をソフトウェアによって仮想的に提供する製品の開発プロジェクト。「VNX」の機能や運用、管理はそのままで、クラウド上のソフトウェアとして稼働させることが可能となるため、Software-Defined Data Center(ソフトウェアで定義するデータセンター)を実現するための重要なコンポーネントになる。

お問い合わせ先

●EMCジャパン
 TEL:03-5308-8888

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