アズジェントは、Security Strings社とトークンレス二要素認証ソリューション「PINsafe」の販売において代理店契約を締結した。

ネットサービスを狙った不正アクセス事件が多発する中、特に猛威を振るっているのが「リスト型攻撃」と呼ばれる攻撃手法だ。これは、ユーザーが同一のパスワードを複数のインターネットサービスで使いまわす傾向があるという、いわば人的な脆弱性を突いて行われる。これに対し、昨年12月に総務省からサービス提供事業者を対象としたガイドラインが公開された。その中では、ID・パスワードの使い回しに関する注意喚起、パスワードの有効期間設定、二要素認証の導入促進等のポイントがあげられていた。しかし、ID・パスワードの使い回しという根本的な脆弱性はユーザー自身のセキュリティ意識に依存するため、対策をとるのが困難な現状が続いていた。

このような背景のもと、アズジェントSecurity Strings社は、PINsafeの拡販を行うことを決めた。

PINsafeを導入することで、ワンタイムパスワードをベースとした二要素認証を導入でき、リスト型攻撃対策を行うことができる。物理的なトークンを必要としないPINsafeを導入することで、管理者はトークンの管理に伴う煩わしい手続きや処理から解放され、ユーザーも簡単な「PINコード」を記憶するだけでセキュアにサービスを利用できるようになる。