ITサービスマネジメントツール「ACTCenter®Service Manager」新発売
NTTソフトウェア
NTTソフトウェアは、現行のシステム運用管理業務を変更せずにITIL*1に基づいたITサービス管理をワークフローで実現できる「ACTCenterRService Manager(アクトセンターサービスマネージャー、以下、本製)」を2014年9月10日から発売した。
背景
昨今の企業のシステムの管理・保守業務(運用管理)において、トラブルやエラーの管理(インシデント管理)や、その原因の管理(問題管理)などを電子化・自動化することが求められている。特に、ITILに準拠した管理が可能なITサービスマネジメントツールの導入検討が進められている。しかし、ITILに準拠したパッケージ製品を導入した場合、現行のシステムや運用の見直しに時間がかかるため、導入を見送る企業も少なくなかった。
このような背景から、NTTソフトウェアでは、これまで金融業界への多数のシステム導入実績とそこで得られたノウハウをもとに、課題を解消する新しいITサービスマネジメントツールの開発・販売を行うこととした。
本製品の主な機能
ITILに基づく運用管理に必要な機能を装備。主な機能は図1を参照。
特長
①金融業界で培ったノウハウを詰め込んだテンプレートを準備
国内企業のシステム運用においては、「既に導入しているマルチベンダの運用監視ツールとの連携」「多段な承認」「既存帳票の活用」が求められる。国内大手金融機関でシステム化をする際に得られたノウハウを元にテンプレートを用意しているため、運用に適合した電子化/システム化をすることが容易になった。
②短期間でのシステム構築が可能
本製品は、①のテンプレートや、NTTデータイントラマートのシステム基盤製品であるintra-martワークフローで用意されている多彩なコンポーネント群、運用監視システムに依存しない柔軟なインターフェースを有している。これらを利用することにより、短期間・高品質でシステム構築が可能。
◆製品価格
パッケージ価格:180万円〜(税抜)
※別途intra-mart Accel Platform (アドバンスト版:定価180万円)が必要。
※カスタマイズ費用等は、要お問い合わせ。
*1:ITIL(Information Technology Infrastructure Library)は、英国商務局(OGC:Office of Government Commerce)が、ITサービス管理を実行する上での業務プロセスと手法を体系的に標準化したガイドブックのこと。ITに関する社内規則や手順などの設定・見直しを行う際のガイドラインとして活用される。
*2:SLA(Service Level Agreement)はサービスを提供する事業者が契約者に対し、どの程度の品質を保証するかを明示したもの。
お問い合わせ先
NTTソフトウェア株式会社エンタープライズ事業部
担当:樋口/高田
TEL:03-5782-7336