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NTTコムウェアは、マイナンバー制度導入に向けて、企業における従業員のマイナンバーを安全かつ低コストで管理するためのマイナンバー管理ソリューション（以下、本ソリューション）を提供開始する。サービスの開始は個人番号通知の始まる2015年10月を予定している。

背景

マイナンバー制度では、本年10月から個人に番号通知が行われ、2016年1月より社会保障・税等の行政手続きにおいて利用が開始される。企業では従業員の行政手続きにマイナンバーが必要となるため、管理運用体制の整備などを短期間で行うことが求められる。加えて、マイナンバーは通常の個人情報よりも厳格な管理が求められており、対応が十分に行われていない場合には法律違反となる可能性があり、社会的に厳しい指弾を受けるリスクがある。これらの対応について、企業はITソリューションを活用した適切な管理・利用を望む一方で、既存システムへの影響を最小限に抑え、低コストで実現したいという課題を持っていると想定される。

概要・メリット

本ソリューションは、強固なセキュリティに対応したクラウドを活用することにより、マイナンバーを適切かつ低コストで管理することができる。NTTコムウェアは、これまで数十万規模の人事・給与システムを構築した実績を生かし、複雑なマイナンバーの対応を強力にサポートする。

＜具体的機能＞

以下の機能でマイナンバーの管理をサポートする。

• 従業員のマイナンバーの登録
• 源泉徴収票など各種帳票への出力
• 保存期間を過ぎたマイナンバーの速やかな廃棄
• 事務取扱担当者の設定
• 特定個人情報ファイルの取り扱い履歴の管理

＜導入のメリット＞

企業リスクの低減：本ソリューションは、通信事業者が利用する高レベルなセキュリティと耐災性、運用力を持つデータセンターで情報を管理するため、人手を煩わすことなく安全管理措置を講ずることができる。また、特定個人情報の管理範囲の限定などにより、安全管理をより強固に実行することができる。

コストの最小化：企業の既存の人事・給与システムなどから独立し、CSVやPDF等により連携が可能なため、低コストで導入することが可能。

今後の展開について

NTTコムウェアは、今後、本ソリューションから出力される帳票のフォーマット等が変更となった場合にも、柔軟に対応できるようなソリューションを目指していく。