NTTコミュニケーションズは企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現することに注力している。その中で、CIO のアドバイザー、あるいは補佐官のような役割を果たそうとしているICTコンサルティング本部の取り組みについて、本部長の梶田直紀取締役にお話を伺った。
NTTコミュニケーションズ株式会社 取締役 ICTコンサルティング本部長 梶田 直紀氏
NTTコミュニケーションズはデジタルトランスフォーメーション(DX)により具体的な経営課題を解決する取り組みを進めている。本稿ではその一例として、多くの店舗や拠点を展開するビジネスが抱える課題の解決に向けた取り組みについて紹介する。
デジタルトランスフォーメーションの推進にはマルチクラウドの活用が欠かせない。しかしマルチクラウド環境を導入して有効活用するための課題が山積みで、本来のメリットを享受できていないケースが多い。NTTコミュニケーションズは豊富なノウハウを活かし、そうした課題に取り組む企業を支援する活動に力を入れている。
デジタルトランスフォーメーションの推進に不可欠なXaaS(ザース:IaaS、PaaS、SaaS などの総称)の利用増加により、従来型ネットワークでさまざまな問題が発生するようになった。NTTコミュニケーションズはSD-WAN(Software Defined WAN)でこの問題を解決しようとする企業へのコンサルティングに力を入れている。
ビジネスの変革を目的にデジタルトランスフォーメーションを推進する企業は、さまざまなXaaS(ザース:IaaS、PaaS、SaaS などの総称)を利用するようになる。これに伴うIT インフラの多様化に従来のセキュリティ対策だけで対応することは難しいため、NTT コミュニケーションズは“XaaS Access Security”の提案を進めている。
AI やVR( 仮想現実) といった技術を活用し、新たな映像コミュニケーションを実現する取り組みが進んでいる。NTTコミュニケーションズはシステム基盤からアプリケーション、運用サービスまで提供できる体制と、蓄積してきたノウハウを活かし、イノベーションの実現につながるような映像コミュニケーション活用の提案を進めている。
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