NTTデータ第二公共事業本部は、公共系のミッションクリティカルな社会基盤システムの提供を通じて、広く社会へ貢献する事業活動を行っている。特にヘルスケア領域では、デジタル技術を活用したソリューションビジネスの展開へ注力している。
株式会社NTTデータ 執行役員 第二公共事業本部長茅原 英徳氏
「L-AXeS®」は医療機関と臨床検査会社との間で行われる検査依頼・報告のやり取りを行う共同利用型のネットワーク基盤サービスとして、2015年より提供を開始し、大手臨床検査会社10数社、約2,000の医療機関に利用いただいている。国のガイドラインを踏まえた高いセキュリティを武器に、サービスメニューの拡充や連携サービスの提供を通じて、臨床検査分野における様々なニーズの実現に取り組んでいる。
労働人口減少や働き方変革などの環境変化を受け、「健康経営」が企業における重要な経営課題として注目されている。NTT データが2002年より提供する「Health Data Bank(ヘルスデータバンク)」は、従業員の健康情報を一元管理することに加え、企業が抱える健康課題を統計・分析により明らかにし、継続的な健康経営の推進と企業価値向上を支援する。
医療の世界においても、他の業界と同様、情報の「デジタル化」の推進がはかられている。医療情報のデジタル化の端緒として、レセプトのオンライン請求がおよそ10年前に開始され、日本歯科医師会の企画・開発強力の下、日本歯科医師会会員向けレセプトコンピュータASP サービス「レセック」の提供を開始し、多くの歯科診療所の電子化を後押しした。今後、さらなる歯科情報のデジタル化及び利活用を支援する。
製薬企業にとり新薬開発は企業活動の源泉であり、その存在意義です。しかしながら、近年の開発難易度の上昇や疾患の複雑化に伴い、世界的な研究開発費の高騰は大きな経営課題となっています。NTTデータでは、これまでに蓄積してきた治験分野におけるノウハウと医療分野における広範なノウハウを融合して、これまでになかった全く新しい治験効率化の仕組みを独自に着想し、その実現に向けた取り組みを加速しています。
エルミーゴ®は、NTT データが提供する介護・介助を必要とされる方の見守りソリューションです。被介護者のベッドサイドに設置したセンサーにより被介護者の状態検知やケアスタッフへの通知を行います。介護現場への導入のみではなく、現在は医療現場においても活用できることを実証し、医療現場への展開も進めています。
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