昨年5月に、NTTは、これまでにない革新的なビジョンである「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想」を発表した。本稿では、川添雄彦常務執行役員 研究企画部門長の取材をベースに、「IOWN構想の進捗状況」について紹介する。
サービスイノベーション総合研究所では、IOWN構想の実現に向け、社会を構成するヒト・モノのデジタル化とそれに伴い可能となる大規模・高精度・高速な未来社会予測、実世界へのフィードバックを行う技術の研究開発を進めています。ここでは、昨年の成果をご紹介します。
情報ネットワーク総合研究所では、①競争力のあるネットワーク基盤技術の研究開発、②ネットワーク運用の高度化・スマート化、③次世代エネルギーと環境適応を可能にする革新的技術の創出の3つの取り組みに注力している。NTTグループの環境エネルギービジョンである環境負荷ゼロの実現に向けて、革新的な環境エネルギー技術の創出を目的とした宇宙環境エネルギー研究所を2020年7月に新設した。
IOWN構想の構成要素であるオールフォトニクス・ネットワークやデジタルツインコンピューティングの実現に向けて、先端技術総合研究所が取り組む基礎研究(大容量光伝送・無線通信技術、光電融合技術、バイオデジタルツイン)について紹介する。
初のオンライン開催となった本フォーラムは、昨年5月に提唱したIOWN構想を実現するための主要技術や、ポストコロナ時代の「リモートワールド」をはじめとするユースケース、さらに環境負荷ゼロの実現に向けて7月に新しく設立した「宇宙環境エネルギー研究所」のビジョンなど、最新の研究成果や取り組みについて、講演、展示を通じて分かりやすくご紹介してまいります。
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