NTTアドバンステクノロジ

WinActor Ver.7シリーズ

「WinActorR」はネクステージへ−フルリメイクにより高速化とUI/UX改善を実現した次世代RPA「WinActor Ver.7シリーズ」−

(2020年4月号掲載)

日本企業の業務にマッチした純国産RPAとして、2014年の商品化・発売以来、現在までに幅広い分野の4,700社を超える企業・自治体での導入実績を誇る「WinActor」。NTTアドバンステクノロジ(以下:NTT-AT)では、利用にあたって“つまずかない、つまずいても転ばない”誰もが使いやすいRPAのさらなる追求をコンセプトに、ソフトウェアアーキテクチャを根本から見直し、フルリメイクしたメジャーバージョンアップ版の第一弾、「WinActor Ver.7.0」を本年1月30日に販売開始しました。フルリメイクすることで、従来版に比べて大幅な処理速度の高速化と、UI/UXの改善による大幅な操作性の向上を実現しています。以下では、次世代RPAとして、「WinActor  Ver.7シリーズ」が目指す“自動化の新たな世界”について紹介します。

「現場フレンドリー」の思想を一層進化・深化させ、誰もが使いやすい“次世代RPA”を追及

WinActor最大の特徴である「現場フレンドリー」の思想を一層進化・深化させ、利用にあたって「つまずかない、つまずいても転ばない」、誰もが使いやすい“次世代RPA”を追及しています。ソフトウェアアーキテクチャをゼロから見直し、フルリメイクしたことにより、処理速度の大幅な高速化に加え、UIの刷新とUXの徹底改善によりストレスのない作業環境を実現し、シナリオ生産性を飛躍的に向上させました。1月末に販売開始したVer.7.0では、新機能として以下の機能拡充を図っています。

①誰もが使いやすい洗練されたUI

誰もが使いやすいUI/UXの実現を目指して、視認性と操作性を重視したUIに大幅刷新しました。シナリオ編集画面モードは、洗練さを追求した「メインモード」、従来版を踏襲した「クラッシックモード」、長時間操作でも目に優しい「ダークモード」の3種類からの選択を可能にしました。また、ユーザーの好みに合わせた画面レイアウトへのカスタマイズが行える「ドッキングウィンドウ」機能も提供しています。

②シナリオ生産性、デバック効率性の向上

複数シナリオの同時編集を可能にしました。これにより、シナリオ間のコピー&ペースト、複数のシナリオを参照・比較しながらの作成が可能となり、生産性が格段に向上しました。また、デバック関連ボタンの追加や、エラー時のエラー発生箇所の表示方法を改善することで、デバックの効率性も著しく向上しました。

③従来版より大幅に高速化

従来版に比べ大幅な処理速度の高速化を実現しました。これにより、デスクトップでの業務自動化はもちろん、エンタープライズにおける大規模大量業務処理においても、処理時間を劇的に短縮することが可能となり、業務効率化を一層推進することが可能になりました。

④Ver.7.0に合わせてチュートリアルを刷新

これまでのチュートリアルをストーリー形式に刷新しました。シナリオ作成の基本から実践的・応用的な操作までを、二人の登場人物と共に体験しながら学習することができ、「つまずかない、つまずいても転ばない」ための基礎力を養うことでカスタマーサクセスを実現します。

図1 WinActorシナリオ編集画面(メインモード)

「WinActor」はネクステージ(nextage)へ「Ver.7シリーズ」による“自動化の新たな世界”

Ver.7.0に続く第二弾として2020年度第1四半期のリリースを予定しているVer.7.1では、“自動化の新たな世界”の実現を目指し、以下の5つの機能を提供予定です。このうち、④・⑤の機能は、現在最も多く利用されているVer.6シリーズの最終版「WinActor Ver.6.3」に先行搭載し、3月4日より販売されています。

①初心者に一層やさしい新たなシナリオエディタ

プログラミング的要素を極力排除した、シナリオエディタ機能(ローコードエディタ)を追加します。「繰り返し」や「分岐」といったプログラミング要素については、より直感的なマウス操作と視覚的な表現で容易に指定可能となります。また「変数」を使わないシナリオ記述を可能にすることで、誰でも容易にシナリオの作成やメンテナンスができるようになり、自動化の適用領域がますます拡がります。

②上級プログラマ向けシナリオエディタ

慣れ親しんでいる一般のテキストエディタを使ってシナリオを開発できるようになります。これにより、シナリオ間の差分比較や、検索&一括置換などが容易となり、シナリオ開発生産性が格段に向上します。

③グローバルでのご利用を実現する多言語対応

実行環境に応じた言語切替が可能になるほか、日本語で開発したシナリオを他言語でもそのまま実行可能となります。「WinActor®Manager on Cloud」やCloud Libraryの多言語対応により、WinActorを世界各国で利用することが可能になります(Ver.7.1では日英のみ)。

④画期的な画像認識機能「WinActorEye」を実装

複数の探索条件を多段に組み合わせて目的のアイコンやUIを特定するRPAでは初搭載の技術(特許出願中)により画面の拡大・縮小への対応が強化されたほか、スクリーンOCR機能と組み合わせることで、画面上の文字をテキストに変換して読み取れます。これにより、画面をより正確に把握でき、シナリオを変更することなくWebページやアプリケーションの予期せぬ画面変化に追従することが可能となります。

⑤操作ログ送受信機能

WinActorで行われた実行操作・保存操作のログを、WinActorの管理サーバー(WinActor Manager on Cloud、WinDirector®powered by NTT-AT)上にセキュアに保存できるようになります。実行ログを確認することで、一連の業務自動処理の事後検証が可能となり、大規模なエンタープライズユースにおける厳しい要求条件にも対応できます(監査等ガバナンス対応)。また、syslog サーバーへの実行ログ保存にも対応しているため、WinActorの管理サーバーをお持ちでないお客様でも、WinActor1 台からの実行ログ保存機能をご利用できます。

なお、シナリオの互換性については、Ver.7シリーズは原則Ver.5/6シリーズで作成したシナリオの下位互換性を担保しますので、使用中の既存シナリオ資産をそのまま有効活用できます(詳細は公式サイトを参照)。

NTT-ATでは今後も、WinActorに関わる多くのパートナー企業とともに、大規模利用からデスクトップ利用に至るまで、ますます高度化・多様化するお客様の要望を反映・先取りした製品開発と環境の迅速・着実な提供を進めることで、カスタマーサクセスを実現し、お客様の働き方改革・業務効率化に貢献していく方針です。

NTTアドバンステクノロジ

WinActor Ver.7シリーズ担当

WinActorは今後も、エンタープライズでの大規模利用から、地方、中小を問わず企業現場のデスクトップ利用に至るまで、ますます高度化・多様化するお客様ご要望を反映・先取りした製品開発と環境の迅速・着実なご提供を進めます。ご期待ください。

お問合せ先

NTTアドバンステクノロジ株式会社

WinActorお問い合わせページ https://winactor.biz/inquiry/winactor.html