NTTデータがテクノスデータサイエンス・エンジニアリング社と資本業務提携

NTTデータ 2017年9月25日

NTTデータは、テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(以下、TDSE)の第三者割当による株式を7.96%取得し、AI(人工知能)ビジネスの拡大に向けた資本業務提携を行うことで2017年9月22日に合意した。

近年、デジタルマーケティング、スマートファクトリー、与信管理をはじめ、さまざまな場面においてAI技術活用が急速に進んでおり、流通、製造、金融、ユーティリティなどの分野において、AI市場は今後も飛躍的に拡大することが想定されている。また、今後、世界で数百億台にも上ると推定される各種デバイスやセンサーから、大量かつリアルタイムな情報を取得・処理することが可能になってきており、企業においては、これらの情報をいかに有効に活用し、エンドユーザーへの付加価値として還元していくかが重要になっている。

TDSEは、最先端のさまざまな研究所出身のデータサイエンティストが数多く在籍しており、金融、製造、流通・情報サービスなどの大手企業で200テーマ以上のコンサルティング・解析実績がある。特に顧客の課題、テーマに対する最適な分析手法・AIサービスを提供することを方針として、ビジネスを推進している。また、スコアリング技術を活用した「scorobo」や「IoT知能化エンジンソリューション」など、AI関連の独自ソリューションも提供している。

NTTデータは、ビジネス課題の分析経験豊富なデータサイエンティストを多く抱え、お客さまビジネスへのAI・Analytics活用のための構想立案・コンサルティング・データ解析に加えて、データ連携・変換・蓄積基盤の構築、分析・予測ソリューション提供やデータ活用・運用業務までをトータルで支援するAIインテグレーションサービスを長年提供している。通信、金融、製造などの業界において、大手企業を中心に数多くのAI・Analyticsの活用実績があり、近年、多様化・複雑化するお客さまからの課題に対応してくために、パートナーとの連携強化を進めている。

NTTデータとTDSEは本提携を通じ、これらの双方の強み・ノウハウを生かしてAI案件に共同で取り組むとともに、ソリューションの共同開発・サービスラインナップの拡充を図ることで、AIアナリティクス事業の拡大を目指す。また、TDSEがもつ豊富なマーケティング領域における分析モデル(スコアリング分析、顧客行動分析など)をNTTデータのリアルタイムマーケティング基盤に組み込むなど、ソリューションの強化についても進めていく。

NTTデータでは、AIやIoTに関するサービスのさらなる拡充と価値創出を行い、2020年までにAIおよびIoT領域において、売り上げを500億円規模に拡大することを目指している。今後も、多種多様な顧客接点を持つNTTデータの強みを生かし、お客さま企業のデジタルイノベーションパートナーとして、AI・IoT等のデジタルテクノロジーを活用し、お客さまビジネスの変革・新たな価値創造を支援していく。

 

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