NTTデータ

Food & Wellnessプラットフォーム

パーソナルデータを活用した商品開発を実現

(2022年6月号掲載)

食品業界では、Wellness分野への注目が高まっています。生活者のWellness実現のために、健康データを活用した企業活動を促進させるべく、NTTデータではFood & Wellnessプラットフォームを構想し、ファーストステップとして健康データを活用したPoC環境の提供を開始しました。

 

健診データと医療データの活用ノウハウを
パーソナライゼーション実現に活かす 

 

生活者の健康意識が高まっている中で、生活者をより深く理解し、生活者への新たな体験を創出していくためには、生活者のパーソナルデータの収集・活用がポイントになります。しかしながら、企業がパーソナルデータを活用するには、各種法規制やインシデントリスクへの対応、個人データ利活用のノウハウの取得、処理・分析等データを取り扱う人材の確保など多くの課題があるのが現実です。
NTTデータは、健康診断データを活用した健康管理クラウドサービス「Health Data Bank」を2002年から運用。次世代医療基盤法の認定医療情報取扱事業者として、「千年カルテ」の運用にも携わっており、食のパーソナライゼーションを健康面から実現していくために必要と考えられるデータのうち、「健康診断データ」「医療データ」の二種類のデータの運用・分析・活用ノウハウを蓄積しています。
これまでのノウハウを活かし、企業のパーソナルデータ活用にあたっての課題を解決するのが、Food & Wellnessプラットフォームです。

 

図1 食のパーソナライゼーションに求められるデータ

 

パーソナルデータを活用した事業展開の
End to Endでの実現を目指す

 

プラットフォームが健康データの同意管理、データ統合、匿名加工、データ分析などの機能を担い、食品製造企業の健康データを活用した生活者へのWellnessサービス提供を促進します。
ファーストステップとして、NTTデータ社員1200名の健康データを活用した実証フィールドの提供を開始しました。このPoC環境をご利用いただくことで、お客様はモニターとそのデータを自ら集めたり、個人情報の管理を行ったりすることなく、健康データを活用した新規事業や新規マーケティング施策の有効性検証を速やかに実施することが可能となります。
今後は、プラットフォームを活用しデータドリブンの商品開発からテストマーケティング、市場投入まで、パーソナルデータを活用した新しい商品開発に向けたお客様との協業を進めていきたいと考えています。

図2 Food & Wellness PoC環境の概要

 

NTTデータ
製造ITイノベーション事業本部
第四製造事業部
Food & Wellness担当
多田 健一
大西 友香
中根 亜里沙

お問合せ先

株式会社NTTデータ 製造ITイノベーション事業本部 第四製造事業部
Food & Wellness担当  fwsales@kits.nttdata.co.jp