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ソフトウェア開発のライフサイクルを網羅した実践技術を提供する ラショナルユニバーシティ・トレーニングコース UMLの先駆者 オブジェクト指向モデルの表記法のグローバルスタンダードである統一モデリング言語「UML(Unified Modeling Language )」は、米国の業界団体であるOMG(Object Management Group)により承認されたオブジェクト指向システム開発のための図式(ダイアグラム)言語である。このUMLは、大規模で複雑なシステムの開発において実証されるもっとも強力なエンジニアリング手法を集大成して作成されたもので、現在、オブジェクト指向システム開発に関わる人々にとって必須の知識といわれ、さらに、ビジネスモデリングやソフトウェアシステム以外の分野でも使用されるなど、注目を集めている。 UMLは、ラショナルソフトウェア社(以下、ラショナル)のGrady Booch 氏、James Rumbaugh氏、Ivar Jacobson氏の3人により開発された。以来、ラショナルは、UMLの先駆者として、ビジュアルモデリングとオブジェクト指向技術を基盤とした先進ソフトウェア開発製品を、世界各国の企業に提供し、大規模開発に伴うリスクを軽減する先進的な開発プロセスや、コンポーネントベースの開発を自動化するソリューションを推進するなど、ソフトウェア業界におけるリーディング・カンパニーの地位を築いてきた。 ラショナルでは、チーム開発の生産性や、ソフトウェア品質の向上といった課題を克服する製品群、サービス、ソフトウェア技術、ベストプラクティスの提供に取り組んでいる。その中でもサービス(ラショナルe-developmentサービス)は、開発プロジェクトを迅速に成功へと導くために、ユーザーのプロジェクトチームに対して、直接専門技術者を導入し、豊富な経験と知識を生かして最善の方法をアドバイスするなど、成功への秘訣をプロジェクト内へ浸透させている。 さらに、教育・トレーニングを専門に行う「ラショナルユニバーシティ」では、ソフトウェア開発のライフサイクル全体を網羅する60以上のトレーニングコースを提供し、開発における基本概念やベストプラクティス、ラショナル製品の実践的な使用法を支援している。 オブジェクト指向について、基礎からベストプラクティスまでを習得 ラショナルユニバーシティが提供しているトレーニングコースは、大きく二つに分けられる。一つが、オブジェクト指向について、UMLモデルの作成からプロジェクト活動を通した品質と進捗管理までを実践的に習得する「ラショナルアカデミックコース」(コースフローは図1を参照)。もう一つが、ラショナルの製品を使用して同製品の実践知識を習得する「ラショナルプロダクトコース」である。特にオブジェクト指向の基礎学習と実践を行うアカデミックコースには、最近たくさんの受講者が詰め掛けている。 |