レッドハット�� 　　　　セールスエンジニア 　　　　織田 恒一郎氏

全世界で4000人が取得

　オープンソースコンセプトをベースに進化を遂げてきたLinuxの、基幹システムをはじめとしたミッションクリティカルなシステム構築への導入が急速に進んでいる。特に365×24レベルのシステム安定性が求められる通信業界や金融業界での導入が進み、Eコマースサイト等をはじめとした流通業のシステムでの浸透も著しいことから、ネットワークOS別シェアでは、1999年の4％から2003年には36％になると予測する調査もある。

　このようなLinux市場の変化について、オープンソースプラットフォームの利点をもとに構築されたソリューションの開発、配布、管理におけるリーディングカンパニーであるレッドハット�鰍ﾅ教育コースを担当しているセールスエンジニアの織田恒一郎氏は、次のように語っている。
　「確かに最近の受講者では、通信系企業の方、もしくはこれら業務を担当するSIベンダーの増加が著しいですね。業態別では最も多いのではないでしょうか。」

　レッドハット社が展開しているレッドハット世界標準トレーニングコースは、国内でも主要3コースが提供されている。各コースの内容は次の通りである。

【RHCE（Red Hat認定エンジニア）トレーニングコース】
・RH033 RHAP Bronze（IT技術者向けRed Hat Linux総合トレーニングコース）
・RH133 RHAP Silver（Red Hat Linuxシステム管理コース）
・RH253 RHAP Gold（Red Hat Linuxネットワークサーバー構築、およびセキュリティ管理コース）
・RH300 RHCE　速習エキスパートコース
・RH302 RHCE　RHCE認定試験

【RHD（Red Hat開発エンジニア）トレーニングコース】
・RHD143 Red Hat Linuxプログラミングコース
・RHD221 Red Hat Linuxデバイスドライバ開発コース
・RHD247 Red Hat eCosトレーニングコース
・RHD248 Red Hat組込みシステムエンジニアリングコース

【RDB（Red Hatデータベース）トレーニングコース】
・RDB136 Red Hatデータベース初中級編
・RDB224Red Hatデータベース上級編

　中でも、全世界でこれまで4000人、国内でも1999年秋の開設以来800名が取得しているRHCEトレーニングコースは、企業システム構築上のスキルを身に付けるコースとして、PCへのインストールから、設定、障害対応、セキュリティ対策など、Linuxが導入されていシステムの管理者に求められるスキル知識全般がカバーされている。例えば、これまでLinuxやUNIXの使用経験がない人でも、RH033ではRed Hat Linuxの基本知識や、GUIやコマンドラインの技術習得ができるようになっており、それをスタートにRH133、RH253などでは、ネットワークのシステム管理スキルの習得を可能にしている。

知識だけでなくビジネス環境に対応できる人材の育成をへ