【NTTアドバンステクノロジ】
FAX の待機電力をゼロにする
「節電虫
せつでんむし」が
エコリーフ環境ラベルを取得
〜 NTT グループでは初めてのエコリーフ認証取得〜

 NTTアドバンステクノロジは、(社)産業環境管理協会(JEMAI)*1が推進する「エコリーフ環境ラベル」*2をFAXの待機電力をゼロにする環境対策製品「節電虫」で取得した。2003年10月より、「節電虫」の製品環境情報をJEMAIならびにNTT-ATのホームページ上で公開している。

■認証取得の背景と経緯

 近年、社会全体の環境に対する意識が高まっており、企業は環境に配慮した製品の開発・提供が求められている。NTT-ATでも、NTTグループの環境憲章に則り、環境の保全に努めた製品開発や事業活動を行ってきている。今回、JEMAIが推進するタイプIII環境ラベルである「エコリーフ環境ラベル」をNTTグループでは初めて「節電虫」で取得した。「節電虫」は、ファクシミリと組み合わせた状態で使用することにより、ファクシミリの消費電力を削減する環境対策製品であるが、このような環境対策製品としては初めての認証取得になる。
 NTT-ATではこれまで、企業の環境経営・リスク管理を支援する「環境コンサルティングサービス」に積極的に取り組んできており、環境マネジメントシステムに関する国際規格ISO14001 の認証登録・維持支援やLCA(ライフサイクルアセスメント)評価技術の実績を多数積んできている。これらの豊富な実績と今回のエコリーフ認証取得にあたって得られたノウハウを活かし、今後はエコリーフ認証取得支援ビジネスについても積極的に展開していく。

■節電虫について

 NTT-ATで2002年12月より販売している環境対策製品。FAX本体の電源線と通信線に接続するだけの取り付けが簡単かつ小型・軽量な製品である。FAXの送受信の信号をセンサが感知して自動的に電源スイッチが入り、通信が終わるとプリントアウト終了を感知して電源をオフにする機能により、FAXの消費電力の大半を占める待機電力を完全にゼロにする。
 NTT-ATで行ったCO2削減効果を測定した試験では、ファクシミリの温暖化負荷(CO2換算)を約80 %削減できることが明らかになった。標準価格は12,000円。



<用語解説>

*1:社団法人産業環境管理協会(JEMAI)昭和37年に発足の環境管理に関する諸活動を行う公益法人。近年では、地球温暖化等の対策に関する調査・研究や国際規格「環境管理」(ISO14000 シリーズ)の普及・推進、環境マネジメントシステム審査員評価登録業務の実施、ライフサイクルアセスメント(LCA)の調査研究等に取り組んでいる。URL http://www.jemai.or.jp/index-j.asp

*2:エコリーフ環境ラベル2002年6月から運用開始の環境ラベル。資源採取から製造・物流・使用・廃棄リサイクルまでの全ライフサイクルを通じた製品の定量的な環境データをLCA手法で測定し、その結果を開示する。
ISO14020 シリーズでは、環境ラベルは、タイプI:第三者認証に基づくもの、タイプII :自己宣言型のもの、タイプIII :第三者認証を前提にライフサイクルを通じた定量的な評価に基づくものの3 種類に分類される。「エコリーフ環境ラベル」は、タイプIII に準拠し、環境情報をデータシートにより開示する。



お問い合わせ先

NTTアドバンステクノロジ株式会社
環境情報事業部 
環境マネジメント技術部
担当:佐々木
TEL:0422-47-7842
FAX:0422-40-1103
E-Mail:sasaki@neo.ntt-at.co.jp

 


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