【NTTコムウェア】

ソフトスイッチ
「SS70V」ソリューションのVoIPゲート

ウェイラインアップを充実
−既存PBX を生かしながらVoIP化を実現−

 NTTコムウェアは、VoIPソリューションシリーズNEXIPT(ネクシプト)のソフトスイッチ「SS70V」ソリューションに、日立コミュニケーションテクノロジーのVoIPゲートウェイNTシリーズ4機種を新たに認定、販売する。これにより「SS70V」と通常国内で利用される全てのPBXが接続できることになり、設備更改時期に満たないPBXをそのまま利用した投資コストを抑えたVoIPの導入が可能になる。

■ソリューションの特徴

 ソフトスイッチ「SS70V」ソリューションのラインアップに加わるVoIP ゲートウェイは、「NT-203iB」・「NT-40i」・「NT-300」・「NT-40」で、これまで提供してきた「NT-230i」と合わせて5機種になる。VoIPゲートウェイのラインアップ充実で、種類によって異なる接続インタフェースを持つPBXとソフトスイッチとの接続が可能となる。
 複数のPBXを利用する企業がVoIP化する場合、PBXの更改時期に合わせ、順次ソフトスイッチに切り替えることが合理的だ。しかし、PBXとソフトスイッチを共用することになり、それぞれの通信方式を変換するVoIPゲートウェイが必要となる。ソフトスイッチ「SS70V」ソリューションでカバーするPBXインタフェースは次のとおり。

●TTC2M(Telecommunication Technology Committee電信電話技術員会で規定した2Mインタフェース
PBX 間の中継回線用インタフェースで、デジタル専用線インタフェース

●OD(Out band Dialing)
PBX などで広く利用されている4線式アナログ中継回線インタフェース

●PRI(Primary Rate Interface)
ITU-Tで規定したISDN の標準的インタフェース(23チャネル)

●BRI(Basic Rate Interface)
ITU-Tで規定したISDNの標準的インタフェース(2チャネル)

●FXS(Foreign eXchange Station)
アナログ回線を収容できるPBXインタフェース

 ソフトスイッチと各種ゲートウェイ間の通信には、将来的な追加サービスに柔軟に対応するなど、高い拡張性を有しIETFで規定されているSIPプロトコルを採用している。
 SIPは、インターネットアプリケーションとの親和性の高さからVoIP機器に広く利用され、急速に市場に浸透しており、VoIPの標準プロトコルの一つになっている。

■ソリューションの展開

 ソフトスイッチ「SS70V」ソリューションは、ソフトスイッチを中核に、通話料管理やトラヒック制御システム、構内PHS、ゲートウェイ、IP電話機を統合し、ビジネスシーンで高度なコミュニケーション環境を実現する。内線電話、保留、転送、ピックアップ、同時鳴動、発信者情報通知、コールウェイティングなどはもちろん、電話会議、ボイスメール、ユニファイドメッセージなどの多彩な拡張機能・サービスを提供している。今回のVoIPゲートウェイのラインアップ充実で、既存のPBXを活かしながら通信コスト削減だけでなく多彩な拡張サービスも提供でき、企業の通信環境の効率化、高度化を強力に支援する。さらに、ソフトスイッチ「SS70V」ソリューションを通信事業者が導入することで、IPセントレックスサービスとして提供でき、PBXを現状のまま利用する企業を顧客に取り込むことができる。

■ソリューション提供の背景

 企業のVoIP化は通信費用の削減となり、社会的注目度が高まっているものの、本社・支店などロケーションが多地点にわたる大規模な企業では、ロケーション毎にPBXを有しており、その更改時期も同一でないことが多く見られる。このような企業がVoIPを導入する場合、PBXの更改時期に合わせた段階的なシステム移行を希望する場合が多く、既存のPBXとソフトスイッチの共用が課題となっていた。



お問い合わせ先
NTT コムウェア株式会社
広報室
E-mail:
kouhou@nttcom.co.jp
 


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