受講者のニーズ、レベルに応じてより実用的な技術・知識を学べる
サイベースの「Official Training & Academy」
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サイベース㈱
プロフェッショナルサービス部
トレーニングセンター長代理
市川 美弥子さん
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受講者のニーズ、レベルに応じた2つのトレーニングコースを用意
1984年の創業以来、サイベース㈱（以下、サイベース）は、プラットフォームやデータベース、アプリケーションを統合するソフトウェアの先駆者として先進の製品を提供してきた。そして現在、2002年末に発表されたコーポレート・アイデンティティである「Information
Liquidity－インフォメーション・リクイディティ（情報流動性）」をキーワードに、企業データを経済的価値のある情報へと効率的に進化させるソリューションの提供を推進している。サイベースでは、より最良のソリューションとサービスを提供できるよう、コンサルティングや教育サービスに積極的に取り組んでいる。特に教育サービスでは、ユーザー（受講者）の目的に応じた技術・知識を効率よく習得できるよう、基礎から応用までを学ぶ「Sybase
Official Training」と、短時間で目的の技術・知識を学ぶ「Sybase Academy」の２つのトレーニングコースを用意し、技術者のスキルアップをサポートしている。
サイベースが開催しているトレーニングコースの概要について、同社のプロフェッショナルサービス部・トレーニングセンター長代理の市川美弥子さんは次のように語っている。
「定期的に開催される『SybaseOfficial Training』は、高いパフォーマンスと強固なセキュリティ、充実したシステム管理機能により、企業のe-ビジネスシステムの構築をサポートするエンタープライズ・ポータル『Adaptive
Server Enterprise（ASE）』と、分散データベースの整合性をリアルタイムで維持し、負荷分散、継続的可用性を実現するミドルウェア『Replication
Server』のスキルを修得することができます。一方『Sybase Academy』は、実践的ですぐに役立つトピックをテーマとして、受講者の皆さんが効率よく学べるコースメニューを用意しています。」
体系的で網羅的に学べる「Sybase Official Training」
定期的に開催される「Sybase Official Training」の特長は、受講者が体系的で網羅的に学べるよう豊富なコースメニューが用意されていることと、受講者のニーズやレベルに応じてコースを選択できることである（図１参照）。
図1 Adaptive Server Enterprise（ASE）でのコースフロー例
【ASEのコース内容】
●ASE12.5入門１
ASEが管理するデータベースに関わる技術者や業務担当者向けの基本コースで、実際にSQL文を操作することを通じてリレーショナルデータベースの基礎とASEの基本的な機能を理解する。
●ASE12.5入門２
「ASE12.5入門1」と同様の基本コースで、実際にプログラミング実習を行うことでASEを使用した業務要件を満たす応用プログラムの作成をめざすコース。
●ASE12.5運用管理1
ASEを新規に導入し、データベースを構築して一般ユーザーにデータベースを開放できるデータベース管理者として、業務を遂行できる技術者の養成を目的としたコース。
●ASE12.5運用管理2
ASEによって管理されるデータベースの管理者として、データベースのバックアップ・リカバリー計画の立案と実施、簡単なトラブルシューティング、サーバーのモニタリング（領域管理、パフォーマンス管理、プロセス管理、エラー・ログチェック）が行える技術者の養成を目的としたコース。
●サーバーパフォーマンス管理とチューニング
ASEの基本的なアーキテクチャーを理解し、適切なチューニング方法を理解し、適切なパフォーマンスをあげるためのサーバー設定を実習を通じて修得。また、パフォーマンスの分析方法と、チューニングツールの使用方法を理解するコース。
●アプリケーションパフォーマンス管理とチューニング
ASEでパフォーマンスを考慮したテーブル設計やインデックス設計を行えるよう、オプティマイザの動作の仕組みや統計情報の重要性と統計情報の管理方法の理解と、効率の悪いクエリを調査してチューニングできるようになることを目的としたコース。
●障害対策のためのバックアップ・リカバリー実践演習
バックアップの重要性を理解し、運用ケースに応じた適切なバックアップ計画の立案を行い、実際の障害発生時に対応できる技術力を養成するコース。
【Replication Serverのコース内容】
●Replication Server入門
初めてReplication Server を使用する方や導入を検討している方に、その特長と機能を理解していただくコース。
●Replication Server運用管理
Replication Serverの運用と高度な管理に必要な知識を習得する実践的なコース。
目的を絞って短時間で学べる「Sybase Academy」
実践に役立つトピックスをテーマとした「Sybase Academy」は、受講期間も短期間（最長でも２日間）なため、なかなか時間がとれない技術者に最適である。これまで開催した内容と今後の予定は次の通り。
【これまでの開催】
・大容量データベースのためのスケーラブルサーバーチューニング
・実務者のためのASE運用管理２日間速修
・Replication Serverによるウォームスタンバイシステム構築
・チューニングのためのパフォーマンス分析／インデックス完全マスター（特別編集１日コース）／インデックス完全マスター
・夜間バッチのパフォーマンスをあげる13の方法
・他社RDB技術者のためのASE入門
・WebサーバーとASEの連携技法とプログラミング（Linux編）
・クライアントアプリケーションのためのプログラミング開発
・Sybaseクイックスタート
【これからの開催】
・Replication Serverによるウォームスタンバイシステム構築（6月23日、24日開催予定）
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