【NTT-ME】 XePhion(ゼフィオン)広域イーサネットサービスの 料金改定、優先制御機能の強化及び IT先進企業向けSLA の提供について NTT-MEは、高品質・高信頼の次世代ネットワークサービス「XePhion」を提供しているが、XePhionのサービスメニューの一つである「XePhion広域イーサネットサービス」の料金改定、優先制御機能の強化及びIT 先進企業向けSLAの提供を、平成16年4月1日(木)より開始した。 ■「XePhion 広域イーサネットサービス」について 本サービスは、全国のお客様拠点を一つのLANで結ぶ広域イーサネットサービス。今回、マルチレイヤサービスネットワークとしての次世代アーキテクチャを持つバックボーン「XePhion III」を新たに構築したことにより、大幅な料金改定、優先制御機能の強化を実現した。 ■料金改定及び料金体系の変更について XePhion IIIではNTTグループのダークファイバを用い、バックボーンネットワークの10G-WDM網(波長多重)化を行った。これにより大幅なコスト削減を実施するとともに、サービス利用料金としては業界最安値レベルまでの引き下げを実現した。 また、料金体系として、これまで全国を7地域(以下ゾーン)に分割しそれぞれのゾーン内料金、ゾーン間料金を合算していた2階層型(ゾーン内+ゾーン間)から、わかりやすい「全国一律料金」体系へ変更。 これにより、料金算出の煩雑さ、ゾーン間帯域設計の複雑さを解消することができた。 さらに、新料金体系ではゾーン内でのご利用の場合、「全国一律料金」よりも割安な料金で利用できる「ゾーン内一律料金」を提供。ゾーン数についても、現在の7つから6つへ統合することで適用範囲も拡大され、限られた地域で拠点展開されているお客様は、本サービスをより利用しやすくなるとのことだ。 ■優先制御(QoS)サービス(オプション)の強化 優先制御機能を従来の2段階から最大3段階とした。これにより通信要件の異なるアプリケーションをより幅広く効率的に統合することが可能。例えば、この優先制御機能を利用して安定したリアルタイム型通信を行うなど、広域イーサネット上でアプリケーションレベルでの品質制御も実現しやすくなった。 ■IT先進企業向けSLAの提供 より先進のお客様ニーズにお応えするSLA(Service Level Agreement)を提供。企業ネットワークそのものの性能や品質の範囲にとどまらず、XePhionネットワークサービスの工事・保守・運用フェーズまでを捉えた全体の品質基準を、保守・運用サービス仕様書兼品質合意書という形で個々に取り交すことにより、お客様とのサービスにおける認識の相違を解消し、適正なサービスレベルの共有と維持管理が可能となるとのことだ。 ■提供開始時期 2004年4月1日(木) ■提供エリア 全国で提供。 ■今後の展開 今後も「XePhion広域イーサネットサービス」のさらなる機能追加をはじめ、「XePhionIP-VPNサービス」「XePhionベアラサービス」についても順次機能拡充を行うなど、XePhionは、NTTグループの掲げる"光"新世代ビジョン「レゾナントコミュニケーション」の実現に貢献していくという。
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