アドテックスは、同社の製品の障 害通報を24 時間監視して、保守作 業の初動を早める有償サービス「障 害自動通報システムサービス （SS24：システム・サービス・ツー ホー）を開始した。
アドテックスの主力製品である ArrayMasStor P、PH、L、LEシ リーズには、標準で初年度オンサイ トサポート保証が無償で提供されて いる。このオンサイトサポート保証 の期間中、あるいは有償保守契約中 に製品に故障が発生した場合には、 ユーザーからの連絡に基づいてアド テックスの保守会社が出動し、ユー ザーの設置場所で修理を行うのが従 来の形態であった。しかし、製品の 設置状況によっては、異状を確認で きる担当技術者がアドテックス製品 の近くに在席していない場合も散見 され、このような場合には障害発生 時に適時な通報が行われないことに より保守会社の初動が遅れ、すぐに 修理すれば軽故障で済んだ障害が重 障害に至ってしまうような例もあっ た。
今回提供を開始したSS24 サービ スでは、ArrayMasStorシリーズに 標準添付の構成監視ソフトウェアの 障害通報機能を活用し、従来はユー ザーだけが受信していた障害通報を 保守会社も受信できるようにした。
一方保守会社では、この障害通報 を24 時間監視し、異状内容やユー ザーとの保証および保守契約内容に 応じて、事前にユーザーに連絡を取 った上で、現地へ修理に向かう。こ れにより、保守作業の初動を迅速化 できるだけでなく、事前に正確な障 害情報を得ることにより、保守作業 の短縮化につながり、さらに、スト レージ製品の可用性を向上させるこ とが可能となる。
