大手通信事業者向け光伝送基幹装置
「LambdaNode」の販売を開始
伊藤忠テクノサイエンス
~オプティカル基幹ネットワークビジネスを強化~
伊藤忠テクノサイエンス(CTC)は、米LAMBDA Optical Systems社と、同社の光クロスコネクト装置「LambdaNode(ラムダ・ノード)」の販売代理店契約を締結した。
光クロスコネクト装置とは、通信事業者がもつ大規模光伝送ネットワークにおいて光信号の集束および分配を行う基幹系装置である。LambdaNodeは、次世代のネットワーク制御規格であるGMPLSや光信号をそのまま伝送するオールオプティカル技術(略称:O-O-O)などの先進的な技術を採用することで、光伝送ネットワークにおける運用コストや消費電力の大幅削減を可能にしている。
昨今、IP による次世代通信ネットワークへの移行が急ピッチで進んでいる。特に、光伝送ネットワーク関連の設備投資は、サービス品質の向上を目的に、基地局からエンドユーザまで結ぶFTTHから、DWDMやADMをはじめとしたメトロネットワークの基幹系装置へと移行しており、その中でも、コアとなる光クロスコネクト装置が注目を集めている。
CTCでは、これまでにも光伝送ネットワーク製品を核としたオプティカルネットワークソリューションを提供してきた。今回CTCは、ネットワークサービスにおける品質向上およびコスト競争力強化に適した光クロスコネクト装置としてLambdaNodeの取扱いを開始するとともに、光伝送ネットワークの基幹システムの提案、構築、運用・保守などのプロフェッショナルサービスの提供体制をより充実させることで「通信事業者のオプティカル基幹ネットワークビジネスを強化します」と語っている。