企業向けVoIP 通話録音ソリューションを販売開始
NTTコムウェア
~通話内容の記録により、コンプライアンスチェックや 迅速・正確な顧客対応が可能に~
NTTコムウェア株式会社は、IP電話の通話を録音し、音声ファイルをサーバ上で保存・管理し、パソコンから簡単に再生やメール添付が可能な通話録音ソリューションを、V o I P ソリューションシリーズ「NEXIPT(ネクシプト)」のIP テレフォニーシステム「ビジネスコミュニケーションSS70V」に追加し、9月30日から販売開始した。
通話録音ソリューションのメリット
■コンプライアンスチェックの充実
現在、企業において情報漏洩や不祥事に対する情報管理の徹底やコンプライアンス(企業倫理/法令遵守)の確立が早急な経営課題となっている。通話録音機能の追加により、顧客応対内容を確認し、違法行為につながる会話や相手に誤解を与える発言の有無を確認することができる。また、通話内容を録音することで社内の情報漏洩抑止とともに、顧客との応対マナーの再確認ができるため、トラブルの未然防止、社員教育としての利用も可能だ。
■伝言メモとしての利用
通話を録音することで、顧客の名前、電話番号、注文内容、打ち合わせ日時などの用件を聞きもらす心配がなく、顧客にストレスを感じさせない迅速・正確な電話対応が可能となる。また、録音された内容は、電子ファイルとして保存されるため、音声ファイルをメールに添付して転送ができる。該当の担当者は転送された音声を確認することで、顧客の用件を正確に把握でき、確実でスムーズな顧客対応を可能とする。
通話録音ソリューションの特徴
■企業向けIP電話対応
「ビジネスコミュニケーションSS70V」と連携し、録音対象として指定したIP 電話機での通話を発着信とも自動的に録音できる。また、特別な操作を必要とせず通話開始から録音されるため、大切な通話内容を録音し忘れる心配がない。
■簡単な通話録音ファイル管理
録音ファイルはサーバで通話履歴とともに一括管理され、Webブラウザから通話履歴の閲覧や録音ファイルの転送・再生・削除することができる。また、録音した内容の閲覧者権限を複数の人に設定できるため、例えば、管理者により会話を確認するといった利用が可能となる。録音ファイルは汎用的なWAVE形式(*1)データファイルで蓄積されるので劣化がなく、転送・保存といった取り扱いも容易だ。
■検索機能
録音された音声ファイルは、データベースから必要なメッセージを日時や発着信番号、ユーザ名などの検索キーワードですぐにとりだせるほか、画面に表示された着信番号をクリックするだけで電話を折り返せる機能も備えている。
【ビジネスコミュニケーションSS70Vの概要】
「ビジネスコミュニケーションSS70V」は、IP電話システムを中心とした、動画、チャット、ボイスメール、メールなどのビジネスコミュニケーションを統合した、統合コミュニケーションソリューション。高い信頼性と最大10万内線対応の拡張性を持ち、2002年初頭の販売開始から現在まで、国内で合計85,400回線を超える販売実績を有する。
【用語説明】
- *1:WAVE形式
- Windows標準の音声ファイルの形式で、音声信号をデジタルデータに変換したものを記録するための保存形式。