送信メールを総合評価し、メール誤送信を防止!
暗号メールとメール誤送信防止の2つを同時搭載、
「CipherCraft/Mail」新バージョン販売開始
NTTソフトウェア
~メールソフトはそのままに、セキュリティを強化するメールアドインパッケージ
世界最高水準の安全性を誇る国産暗号アルゴリズム「Camellia」対応~
図 CipherCraft/Mail の誤送信防止機能の概要
NTTソフトウェアは、暗号メールを基本機能とする「CipherCraft/Mail(サイファークラフト/メール)」に新機能としてメール誤送信防止機能を追加し、12月1日より販売を開始する。
「CipherCraft/Mail」に今回追加となるメール誤送信防止機能は「CipherCraft/Mail」のクライアント版に搭載されるもので、送信するメール内容によってメール全体を評価し、送信者に注意を促す機能である。評価は、添付ファイルの有無、送信先ドメインの信頼チェック、送信先への送信実績の有無チェック、メール本文の重要キーワードチェック、送信先に対する暗号送信可否から行う。これらのチェックによりメール全体を総合評価することで、送信者のメール誤送信を抑止する。
また、「CipherCraft/Mail」は、世界標準として認められた国産暗号アルゴリズム「Camellia(カメリア)」*1に対応し、次世代まで安全な暗号技術により、メールの内容を自動的に暗号化・復号して通信を行う。これにより、従来、重要な文書を送る際に添付ファイルにパスワードを付けて送付し、相手に、別途パスワードを教えるといった煩わしい運用も不要となり、安全で便利なメール送信が可能となる。
さらに、「CipherCraft/Mail」は、使用しているメールソフトは、そのままで、PC環境に追加インストールすることで簡単に利用できるようになる。
「ebPowerSynergy beyond SFA」の対象となる基幹システムはERPを中心に各システムとの連携が可能であるが、すでにSAP R/3との実績がある。「salesfoece.com」の標準APIを利用するEAIパッケージを利用して連携することから、営業情報を企業情報として即、活用することが可能である。
「CipherCraft/Mail」は、直販のほか代理店販売を予定しており、今後、販売代理店の募集も積極的に展開していく。同製品については、個人情報や機密情報を取り扱うことが多い金融業界や官公庁、通信・放送業界、印刷・製造・流通業界など、高いセキュリティが要求される業界を中心に販売していく。
「CipherCraft シリーズ」は、「CipherCraft/Mail」の他に、電子ファイルの暗号化を行う「CipherCraft/File」や、業務システム、モバイルシステムなどに組み込むための暗号API「CipherCraft®*2」を提供する暗号セキュリティソリューション群として、便利で安全・安心なICT環境の構築を支援する。
製品名 | CipherCraft/Mail(サイファークラフト/メール) |
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対応OS(サーバ版) | SPARC版Solaris8/9、Linux、Windows2000/2003server |
対応OS(クライアント版) | Windows2000、WindowsXP |
暗号アルゴリズム | Camellia、RSA |
ネットワーク | TCP/IP接続 |
プロトコル | SMTP、POP3 |
ディスク | 5MB以上の空き領域(ログ・登録する公開鍵を除く) |
商品名 | ライセンス内容 | 価格(税別) |
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サーバ版 | ユーザ数100~(1案件/1システム毎) | 1,000,000円 |
ユーザ数500~(1案件/1システム毎) | 3,500,000円 |
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ユーザ数1,000~(1案件/1システム毎) | 6,000,000円 |
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ユーザ数2,000~(1案件/1システム毎) | 11,000,000円 |
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ユーザ数5,000~(1案件/1システム毎) | 25,000,000円 |
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ユーザ数10,000~(1案件/1システム毎) | オープンプライス |
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クライアント版 | ユーザ数 10ライセンス10メールアドレス | 100,000円 |
- 全ての商品は、製品価格20%の保守費用が別途必要。
- サーバ版の場合、最低ライセンス数は100ユーザ、ライセンスの購入単位は100ユーザ単位。
- 上記記載の価格にはインストール費用やSI費用は含まれておりません。
【用語説明】
- (*1)Camellia
- NTT と三菱電機が共同開発した、128 ビットブロック長の共通鍵ブロック暗号アルゴリズム。鍵長は128、192、256 ビットに対応。次期米国政府標準暗号AES の候補として最終選定されたRijndael と比較し、より高い安全性を実現。また、高速なソフトウェア実装が可能であるなど、優れた実装性能も兼ね備えた暗号方式。2005年5月26日ISO/IEC国際標準暗号規格に採用。2005 年7 月20 日SSL/TLS でのIETF 公式標準暗号の一つとして承認(RFC4132)。
- (*2)CipherCraft®
- Camellia、PSEC-KEM(楕円曲線上の離散対数問題に基づく鍵共有のために使用できる公開鍵暗号方式)の他に次世代米国政府標準暗号のAES、3-DES など多数の暗号に対応した暗号ライブラリ。