NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

次世代携帯電話をターゲットに
新しいワーキンググループ
「Mobile Linux Initiative」を立ち上げ

OSDL


エンタープライズ・コンピューティングにおいてLinuxの採用加速に取り組むグローバルコンソーシアムであるオープン・ソース・デベロップメント・ラボ(Open Source Development Labs:OSDL)は、急速に成長する携帯市場におけるLinuxの採用を加速するために、新しいワーキンググループとして「Mobile Linux Initiative(MLI)」を立ち上げることを発表した。

調査会社のOvumのレポートによると、世界の携帯電話の売上は2004 年に31 %成長し、2009年までに28 億以上の携帯電話が使用されるようになると予測している。携帯市場が爆発的に成長するにつれて、携帯電話メーカーは、より高性能の携帯デバイスを提供し、柔軟性を高め、市場への投入時間を短縮し、さらにコストを低減するための戦略的なプラットフォームとしてLinuxに切り替える動きが活発化している。

今回のMLIワーキンググループの結成は、OSDLのメンバー企業からの要求とともに、Linuxベースの携帯プラットフォームへのグローバルな市場ニーズの高まりに応えたものである。MLIへの参加者は、OSの技術的な課題に取り組み、Linuxベースの携帯デバイス用のアプリケーション開発を促進させ、要件定義書と利用ケースを策定し、この取組みを支援するのに必要なオープンソースプロジェクトを立ち上げる計画である。このMLIの最初のメンバーとして、Intel、Motorola、MontaVista Software、Trolltech、Wind River、PalmSourceが参加している。

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