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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

「goo」で「スピーチ・アシステッド・サーチ」の
実証実験を開始

NTTレゾナント


NTTレゾナントは、ポータルサイト「goo」上に開設した実験サイト「gooラボ」において、携帯電話での情報検索時に、文字入力に代わって音声での情報入力が可能で、検索結果を表示する際に事前の情報登録が不要な「スピーチ・アシステッド・サーチ」の商用環境における実証実験を、平成17年12月5日より平成18年1月31日まで行う。

本実験では、「goo路線」の検索と連動し、実験用のセンターへの通話により駅名を音声入力することを可能にしており、携帯電話の画面上に検索結果を表示する際に事前の情報登録が不要なことから、個人情報保護にも配慮した新たな携帯電話向けサービスが可能になる。

実証実験の概要

(1)提供機能

「goo路線」と連動し、発駅と着駅それぞれの駅名を個別に入力する方式と、発駅と着駅を一括で入力する2種類の音声入力による検索が可能。提供する検索サービスは、路線検索と駅時刻表検索の2種類になる。

(2)利用方法

  • 対象機種の携帯電話から直接、あるいはモバイルgooのトップページから「gooラボ」の専用ページにアクセスし、路線検索と時刻表検索から検索サービスを選択する。
  • 「電話発信」のボタンを押し、実証実験専用番号に電話をかける。
  • ガイダンスに従って、駅名を話す。
  • コンピュータが聞き取った内容を確認し、正しければ電話を切る。
  • 「結果確認」をクリックすると、駅名の入力された「goo路線」検索ページに移動する。
  • 検索条件を確認したら「検索」をクリックする。
図 サービス提供イメージ
図 サービス提供イメージ

(3)利用条件

NTT DoCoMo FOMA 900シリーズ、700シリーズをお持ちで、トライアル実施期間中に「gooラボ」にアクセスし、利用上の注意および免責事項に同意された方。

利用技術について

(1)音声認識及び音声合成技術

NTTサイバースペース研究所が開発した最新の自由発話音声認識技術「VoiceRex2003」、およびコーパスベース音声合成技術「Cralinet2005」を活用している。「VoiceRex2003」は背景雑音に強く不特定な話者の音声に対応し、認識できる言葉の語順に制限が無く、自由な言いまわしも判別可能な技術である。これにより、話しかけるようにシステムと対話をしながら情報検索を行うサービスが提供可能になる。また、小学生などの低年齢層や高年齢層の音声も、より高い精度で認識できる。また、肉声に近い高品質な音声が作成可能な「Cralinet2005」を利用し、自然な合成音による音声ガイダンスを実現している。

(2)個人情報保護技術

携帯電話からWebページにアクセスし、Webページ上の電話発信ボタンによって電話をかけた際に、システム側が応答した後に通話毎に異なる識別用のPB(プッシュボタン)信号を送出する。これにより、システム側がiモードでの通信と電話網を通しての通信の関連付けを行い、事前登録や発信者電話番号通知を不要とする、個人情報保護に配慮した電話・インターネット連携技術である。

「gooラボ」のURL:http://labs.goo.ne.jp/

お問い合わせ先

NTTレゾナント
ポータル事業本部
Tel:03-5224-5500
E-mail:pr@nttr.co.jp


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