NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

農業情報システム「@recolte」(レコルテ)
の新ラインアップ

NTT西日本

「生産履歴管理システム(簡易版-Simple Edition)」の提供開始について
~「食の安全・安心」に貢献~


NTT西日本では、農業に携わる組織・団体に対してご提供している農業情報システム「@recolte(レコルテ)※1シリーズ」の新しいラインアップとして「@recolte生産履歴管理システム(簡易版-Simple Edition)」を平成17年11月8日(火)から提供開始した。

本システムは、JAグループ様などの生産団体向けのソリューションであり、食卓にのぼる農作物がどのような工程で生産されたかなどの生産履歴情報を管理し、消費者などに提供することができる。農家(生産者)が記帳した生産履歴票をスキャナーで読み込むことで電子化し、ネットワーク上のサーバで一元的に管理する。これにより、生産団体は、生産者への営農指導や生産基準の策定に向けて過去の生産方法を把握したい場合など、本情報を必要な時に迅速に検索し確認することが可能となる。また、登録された生産履歴情報をWEBサイト上に掲示することで、卸、量販店や消費者は、農作物が「いつ」「誰に」「どこで」「どのように」作られたかをWEBサイト上で確認できるため、生産団体としては、農作物の安全・安心に対する取組みを広くアピールすることが可能となる。

※1 NTT西日本が平成14年2月から提供している、様々なシーンで農業のIT化を実現するイージーオーダー型ソリューションシリーズ。生産履歴管理システムの他、農作物のブランド化支援、産地直売所での売上情報管理システムなど、農家~生産団体~地域をつなぐソリューションを提供することで、農業及び農業地域の活性化をサポートする。
URL:http://www.ntt-west.co.jp/ solution/sol/recolte/index.html

背景

平成13年から平成14年にかけての牛海綿状脳症(BSE)や牛肉偽装事件の発生を契機に、食品の安全性や品質についての消費者の関心と不安が非常に高まっている。このような状況の中、生産した農作物が安全であることを消費者にアピールし、安全性に対する不安を払拭するため、生産団体は、生産工程の記録や生産情報の提供などを行っている。

こういった生産団体の取り組みをサポートするため、NTT西日本は、農作物の生産履歴票を登録・管理し、消費者にそれらの情報を提供することができる「@recolte生産履歴管理システム※2」を、平成17年3月9日から提供しているが、お客様の「もっと手軽に導入・運用できるものを低価格で提供してほしい」というご要望にお応えするため、生産履歴票の登録方法や卸、量販店の方や消費者への情報の提供方法を簡素化した、「@recolte生産履歴管理システム(簡易版-Simple Edition)」を、この度、提供することとした。

※2 JAグループ様などの生産団体において、生産履歴情報をデータベース化し、一元的に管理できるシステム。簡易版-Simple Editionと比較して、生産履歴票の登録や履歴情報の確認において、機能が充実している。具体的には、生産履歴票の登録においては、生産者がパソコンや携帯電話(iモード)、FAX(Lモード)を利用して、直接データベースに登録することが可能である。また、履歴情報の確認においては、卸、量販店の方や消費者の方は、パソコンの他、カメラ付携帯電話(QRコード)、FAX(Lモード)を利用して、情報を確認することができる。価格は500万円~。
URL:http://www.ntt-west.co.jp/ solution/sol/recolte/index5.html

システムの特徴

(1)生産履歴票を効率的に管理

生産団体にて紙ベースで管理していた生産履歴票をスキャナーで読み込んだ画像情報として一元的に管理することにより、管理稼働を大幅に削減し、情報検索のスピード化と管理場所の省スペース化を図ることができる。

生産履歴管理システム(簡易版-Simple Edition)の利用イメージ
生産履歴管理システム(簡易版-Simple Edition)の利用イメージ

また、生産履歴票にバーコード印字されている生産履歴番号をバーコード読取ソフトにて読込んで、生産履歴番号に関連づけた生産履歴票(画像情報)のデータベース化を行う。生産履歴票を閲覧したい場合、該当の番号を入力すれば、パソコン上で確認できる。バーコードを採用することで、一括で取込むことを可能とし、円滑な登録作業を実現している。

(2)卸・量販店の方や消費者に安全・安心に対する取組みをアピール

生産団体は、農作物情報を公開しているWEBサイト上で、卸・量販店や消費者に対して生産履歴情報を簡単に提供できる。このことで、農作物に対する信用を確保でき、消費者の購買意欲の向上も図ることができる。

(3)生産履歴管理システムへの移行(グレードアップ)が可能

本システムを導入運用後に、生産履歴管理システムへの移行をご希望の場合には、システム(「@recolte」専用ソフトウェア部分)をグレードアップすることが可能。ステップ導入などの可能性がある場合には最適なシステムとなっている。

ラインアップ

・いますぐパック:80万円~(生産履歴管理のみ)
生産履歴の管理がしたい生産団体向けのスタート用パック。同時利用台数1台。
・どこでもパック:170万円~(生産履歴管理のみ)
生産履歴の管理がしたい生産団体向けのパック。同時利用台数無制限。
・まんぞくパック:200万円~(生産履歴管理+情報提供)
生産履歴の管理の他に、WEBサイト上で生産履歴の情報提供が可能な、生産団体向けのメニュー。生産履歴の管理については、どこでもパックと同等の機能を有している。
前述パックの主な構成品は、「@recolte」専用ソフトウェア、バーコード読取ソフトウェア、PCサーバ、データベース管理ソフトウェア、連続読取スキャナ(A4用紙対応)となる(別途、工事費等が必要)。

お問い合わせ先

西日本電信電話株式会社
ソリューション営業本部
ソリューションビジネス部
アグリビジネス担当 藤澤・織田
TEL:06-4803-3593
E-mail:A.prosol@bch.west.ntt.co.jp


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