ネットワークスイッチの管理と信頼性強化において協業
シスコシステムズ/富士通
富士通とシスコシステムズは、今般、大規模エンタープライズ、およびサービスプロバイダのネットワークに対する管理と信頼性の強化において、日本国内のビジネスで協業した。具体的には、富士通の「Proactnes/SN(プロアクトネス エスエヌ)」をシスコシステムズのスイッチ「Cisco Catalyst6500シリーズ」が提供する「Generic Online Diagnostics(GOLD)」機能に今後対応させることで、ネットワークの管理と信頼性強化を図る。この協業は、2004年12月に締結された、富士通とシスコシステムズの戦略的提携に基づくものである。
富士通は、ネットワークの運用管理を行うソフトウェアProactnes/SNにより、構成管理・プロビジョニング・サービス運用状況管理などの機能を提供している。一方シスコシステムズのGOLD機能は、診断を行うための共通の枠組みを定義して、ハードウェアコンポーネントの稼働状態をチェックし、システムデータやコントロールプレーンが正しく稼働しているかどうかの検証を可能としている。
今回の協業により、ユーザーは、操作性に優れたネットワーク運用管理ソフトウェアの画面を通じ、複雑なコマンドを個々に実行することなくネットワークの状態の診断ができ、診断結果の解析を平易に行え、システム上のハード障害を引き起こす可能性を検知することができるようになる。