NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

世界におけるRFIDへの支出は
2010年に30億ドルを超えると予測

ガートナー ジャパン

2005年12月13日、ガートナーは、市場におけるRFID(Radio Frequency Identification、微小チップと近距離無線による識別・管理)導入の勢いは今後も続くとともに、RFIDの本来の価値が広く認知され、2006年後半から2007年にはRFID関連のハードウェアおよびソフトウェアに対する支出が伸びるとの予測を発表した。

2005年、世界全体のRFIDへの支出は、前年比39%増の5億400万ドルとなる見込みで、その後も幅広い業種でビジネス価値に重点を置いた数多くの企業による導入が進み、2006年末には、世界における新規ライセンスの売り上げが7億5,100万ドルに達し、2010年には、世界全体のRFID支出が30億ドルを超えるとガートナーは予測している。

ガートナーのリサーチ・バイス・プレジデント、ジェフ・ウッズ氏は「例えば流通センターなどでバーコードが幅広く使われているからといって、RFIDも同じように広く導入が進むとはいえません。現在、数多くの企業が、バーコードでは対応できない場面でRFIDが発揮するビジネス価値を認識するようになってきており、これがRFIDの今後の成長を促す要因になってくるでしょう。メーカー側が革新的な技術を市場へ投入していくことで、2006年および2007年には消費財や小売業界だけでなく、新たなセグメントにおいても幅広くRFIDの導入が進むでしょう」と語っている。

またガートナーのアナリストは、RFIDタグを単なるバーコードの代わりと考えるべきではないと注意を促している。企業が個々のビジネス・プロセスに合わせてそれぞれに適切なデータ収集技術を適用することで、これら2つの技術は共存していくことになる。

お問い合わせ先

●TEL:03-3481-3635


会社概要 NTT ソリューション 広告募集 ページ先頭へ
Copyright:(C) 2000-2017 BUSINESS COMMUNICATION All Rights Reserved. ※本サイトの掲載記事、コンテンツ等の無断転載を禁じます。