沖電気工業（沖電気）は、2006年１月６日、中国の通信・ネットワークの総合情報誌『通信産業報』主催の「中国通信産業に影響を与えた企業賞」を受賞した。今回の受賞は、沖電気のコールセンタシステム用CTIサーバ「CTstage 4i for .NET 中国語版」（CTstage 4i）の中国における事業活動と実績が評価されたもので、日本企業では唯一の受賞である。

沖電気では、2003年４月にCTstage 4iの中国販売を開始して以来、沖電気の中国現地法人である沖電気軟件技術（江蘇）有限公司を現地の開発および販売の拠点として、中国市場展開を推進してきた。今回の受賞は、沖電気の約２年半のCTstage 4iに関わる中国における活動と実績が評価されたものである。特に、これまで電信、金融、証券、電力など、PBXをベースにした大型コールセンターの導入が中心であった中国コールセンター市場において、企業向けの中小規模コールセンターという新しい市場を活性化させ業界の発展に大きく貢献したこと、さらに、データと通話の完全IP統合を実現する商品の優れた特性を活かして、顧客満足度の高いシステムを実現した技術力が高く評価された。

沖電気が受賞した「中国通信産業に影響を与えた企業賞」は、通信・ネットワーク総合情報誌「通信産業報」が発刊10周年を迎えるにあたって企画した「中国電信業界と共に成長した10年」活動の一環である。本年の活動期間に、中国全土の通信関係の対象企業を抽出・調査を行い、最終的に、通信産業報の編集部および専門家からなる審査員グループにより、商品の技術水準、顧客満足度、業界における客観的ポジションなどを基に合計６企業が評価、選定された。