伊藤忠テクノサイエンス（CTC）は、日本オラクルおよびリコーと、企業の重要資産であるデータ・コンテンツを様々なアクセス方法によって活用することを促進しながら、セキュリティを確保した「ユビキタスオフィス」の実現を目指した、紙ドキュメントと電子ドキュメントを融合させるコンテンツの管理・活用の分野で協業した。今回の協業に基づき、リコーと日本オラクルは、共同でリコーのデジタル複合機「imagioシリーズ」をオラクルのコラボレーティブ・アプリケーション「Oracle Collaboration Suite 10g」のクライアント端末として活用できる連携ソリューションを開発した。本ソリューションの開発により、ユーザーは、PCなしでリコーのimagioシリーズから直接コンテンツ管理システムへアクセスすることができ、データ・コンテンツのアップロードや印刷ができるようになった。また、Oracle Collaboration Suite 10gが持つレコード管理ソリューションを併用することで、これまでできなかった紙ドキュメントに対しても、コンプライアンスを実現する保存期間や保存場所の指定から破棄までのドキュメント・ライフサイクル管理を実現できるようになった。なお、システム構築や納入後の保守、運用サービスは、大規模なエンタープライズ／ネットワークソリューションの豊富な実績と社内システム「eWork@CTC」による高いセキュリティと利便性を兼ね備えたオフィス環境を実現しているCTCが担当する。

今後３社は、e文書法や日本版SOX法などの内部統制に関する法令への対応に取り組む企業を中心に共同マーケティングを進め、今夏の発売に向けたプロモーションを展開していく。