NTTアイティは、セキュリティを考慮し柔軟かつ強力にモバイルワークを推進するPC環境ローミングソフト「シェアードPCエンタープライズ版」を平成18年１月より販売開始した。

シェアードPCは、共同利用PCのクライアント環境をサーバにバックアップし、所定のPCに復元するWindowsソフトウェア。クライアントPCに前回使用時のパソコン環境が丸ごと復元され、また使用後に痕跡を残さない特長がある。「シェアードPCエンタープライズ版」の完成により、ワンタイム的な利用や環境の持歩きに適した従来のシェアードPCに加え、企業・大学・自治体などの大規模ユーザに対しても快適なアプリケーション環境の提供が可能となった。

「シェアードPCエンタープライズ版」の特長

◆大規模データ容量に対応した高速ログオン

ネットワーク上の外部記憶装置をオンデマンドに高速マウントするiSCSI技術の採用により、ユーザ環境の規模やデータ容量、同時利用の混雑に依存せず、１～２分程度でPCの利用を開始できる。メール利用等により個人データ容量が増大しても、必要なデータは利用時にオンデマンドで適宜メモリにロードされるため、ログオン時間は一定。

◆大規模ユーザ数への対応

ネットワークブート型ディスクレスPC対応により、同機種PCの共通環境イメージ（OS／AP等）を複数のPCで利用可能なため、最大1000クライアント程度の大規模なフリーアドレス環境で、端末一元管理が可能。強固な情報セキュリティと管理者の省力化を実現。

価格

最小構成：

1サーバ／40クライアントライセンス　120万円より（税別・ハードウェアを除く）。

詳細は製品ホームページ （http://www.ntt-it.co.jp/goods/ssj/spc/index.html）をご覧ください。

利用例

• 大学など学校のパソコン教室での利用
• 企業のフリーアドレスオフィスでの利用

※「シェアードPC」はNTTアイティ社の商標です。