「ブレンドソリューション」戦略を発表
~Eclipseなどオープンソース・コミュニティとの連携をさらに強化~日本BEAシステムズ
日本BEAシステムズは、新たな戦略「ブレンドソリューション」を展開していくことを発表した。このブレンドソリューションは、商用ソフトウェアとオープンソース・ソフトウェア(OSS)を組み合わせることで、最適な企業システムの構築を可能とする同社の戦略である。これによりアプリケーション開発者に対して、生産性が高く、拡張性に優れたアプリケーション基盤ソフトウェアを提供できるので、ユーザー企業は次世代のサービス指向アーキテクチャ(SOA)の実装を加速化することができる。
企業アプリケーション構築の場において、急速な技術革新を続けるOSSがもたらす最新技術や開発手法を活用する動きが広がっている。しかしOSSの導入は、煩雑なバージョンアップなど、新たな課題が発生している。こうした背景を踏まえBEAでは、Apache Struts、Apache Beehive、Spring Framework、XML Beans、EclipseなどのOSSの「Javaアプリケーション・フレームワークに対する動作検証」、「効率的な開発や管理ツールの提供」、そして「実行プラットフォームの提供」を中心とするブレンドソリューションを打ち出した。その一環として、米国BEAシステムズでは、自社の開発/実行フレームワークをApache Beehive Projectに寄与し、開発ツールのEclipse対応を進めてきた。昨年9月にはEclipseベースの統合開発環境(IDE)「NitroX」を提供するM7社を、続いて11月にオブジェクト永続化エンジン(Persistence Engine)「Kodo」で知られるSolarMetric社を買収。今後、BEAの製品ラインに組み込むことで、現場の開発者が先進的なOSSのJavaアプリケーション・フレームワークを有効活用できるようにしていく。
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