沖電気工業は、次世代の通信サービス基盤として検討が進められている次世代ネットワーク（NGN）に適した高可用性・高性能を保証するキャリアグレード・コミュニケーションサーバ「CenterStage NX5000」を開発し、販売を開始した。本製品は局用電話交換機と同水準の高可用性、高性能を確保した大規模通信キャリア向けのコミュニケーションサーバで、汎用サーバを用いたキャリア向け通信サーバとして世界最高クラスの信頼性を実現している。さらに、今後NGNで実現される様々なアプリケーションにも対応可能である。

本製品は沖電気独自の技術で開発したミドルウェア「CenterStage HAPF」により、局用交換機並のシステム稼働率となる99.9999%（年間停止時間約32秒）を実現している。また、サーバ１台あたりの加入者数を80万（同社従来製品の８倍に相当）とすることに成功し、導入および保守・運用コストを抑えた。

さらに、NGNのサーバ・プラットフォームとして次世代ネットワーク・プラットフォームの業界標準である「ATCA」にも対応し、通信キャリアの要求に十分応えている。