NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

メインフレーム等のシステムを最適化するマイグレーションにおける協業に合意

NTTデータ/サン・マイクロシステムズ

昨今のビジネス環境をとりまく変化への迅速な対応、および効率的な経営支援を可能にするITシステムの構築には、従来メインフレーム等にて構築されてきた基幹業務システムの最適化のニーズが従来に増して高まってきている。特にこれらのシステムについては、

  • ★管理コストの低減
  • ★アプリケーション等の拡張性の実現
  • ★「2007年問題」等による、技術者不足への対応

が大きな課題となっており、適切なマイグレーションサービスが求められている。

このような需要に対応するために、去る6月28日、NTTデータとサン・マイクロシステムズは、メインフレーム等のシステムを最適化する、マイグレーションにおける協業に関して合意した。


今回の協業により、NTTデータの基幹業務分野における実績に裏付けされたインテグレーションと、サンの革新的技術に基づいた先進的なシステムプラットフォームが結びつくことになり、顧客にとっては費用対効果が高く、しかも低リスクで新たな基幹業務の構築が可能になる。


今回の協業の主な内容は以下のとおり。

  • ◆システムの最適化・マイグレーションのセミナ開催などの共同マーケティング実施
  • ◆個別のお客様への共同でのアセスメントサービスおよび提案活動の実施
  • ◆サンのソリューションを活用したマイグレーションサービスの提供2)情報漏えい防止サービス

また、本協業における両社の役割は以下のとおり。

【NTTデータ】

  • ◆大規模システム構築ノウハウを活かした、システム棚卸しやシステム最適化等のコンサルティングの提供
  • ◆マイグレーションを含んだシステムインテグレーションの提供

【サン・マイクロシステムズ】

  • ◆高性能・高信頼性のサーバ機器、OS等のプラットフォームソリューションの提供
  • ◆マイグレーションの検証環境や、「Sun Mainframe Transaction Processing Software」および「Sun Mainframe Batch Manager」等で実績があるマイグレーションソリューションの提供

なお、実際のマイグレーション作業にあたっては、サンの「マイグレーションセンター」を利用する。これにより、実運用レベルのアプリケーション稼働検証作業等に要する期間、費用、リスクといった各種マイグレーション作業に関連したハードルを下げることが可能になる。

加えて、サンの業界をリードするUNIX環境であるSolaris 10および劇的なスループット性能を高い電力消費効率にて実現する「Sun Fire CoolThreadsサーバ」を必要に応じて適用することで、より高いサービスレベルを顧客に提供することが可能になる。


今後の展開として、両社は今回の協業により、3年間で100億円の受注獲得を目指していく。

また、NTTデータでは、マルチベンダーとして今後も各ベンダーとの連携を強化していき、自社および各ベンダーの最適なソリューションを組み合わせ、マイグレーションサービスならびに関連のSIを提供していく。

サン・マイクロシステムズは、マイグレーションに関する技術的検証作業および移行支援作業を行う「マイグレーションセンター」を6月に本社(東京都世田谷区用賀)に設置した。今後もサンはパートナーを強力に支援する同センターを効果的に活用し、最新のSolaris 10環境へのマイグレーション・ビジネスを推進していく。

お問い合わせ先

●NTTデータ
E-mail:migration-s@kits.nttdata.co.jp
●サン・マイクロシステムズ
E-mail:migration_with_nttdata@sun.co.jp

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