高信頼化、低コスト化を図ったマルチキャスト通信用ミドルウェア「MediaSpark」をパッケージ化、8月より販売開始
NTTアドバンステクノロジ
NTTアドバンステクノロジは、ブロードバンド回線を利用して大容量ファイルを一斉に複数の特定クライアントへ高信頼かつ経済的に配信する、マルチキャスト通信用ミドルウェア「MediaSpark」をIPv6化し、衛星回線に加えてフレッツ網を利用したマルチキャスト通信を可能とした。また、クライアント・サーバ型の分かりやすいインタフェースのパッケージ製品として2006年8月より提供を開始した。
サービス概要
「MediaSpark」は、紛失パケットの再送制御、誤り訂正制御等、通信における種々の高信頼化技術を搭載しており、動画/音声のみならずプログラム、ビジネスデータ等の大容量ファイルを多数のクライアントへ一斉に高信頼配信する。また、衛星回線やマルチキャスト用専用回線はもちろん、低廉なフレッツ網等のベストエフォート型ブロードバンド回線の利用も可能で、サーバ負荷、通信トラヒック量を最小限に抑え、経済的な高信頼のファイル配信を実現できる。さらに、「MediaSpark」を導入することにより、高信頼のマルチキャスト通信を必要とする各種システムの構築を短期間で経済的に行える。
図 システム構成イメージ
特長
- (1)1ビットの抜け/化けも許されない大容量ファイルを多数のクライアントへ一斉に、短時間で確実に配信。
- (2)衛星回線やマルチキャスト用専用回線に加え、ベストエフォートタイプの大容量回線も利用可能。マルチキャスト配信によりセンタサーバの負荷軽減やトラヒック減により、配信時間の短縮も図れる。廉価な回線で配信システムを構築可能なため、構築や運用に掛かるコストを抑制できる。
- (3)サーバに配信・停止等の簡易な指示をするだけでマルチキャスト配信が可能。
- (4)パケットが欠損した場合、必要パケットのみ再送し、より確実な受信が可能。また、同一パケットを連続して複数回送信(連送)し、受信確率を高めることも可能。
- (5)誤り訂正制御としてFEC(Forward Error Correction)を搭載。冗長情報を付加して配信し、欠損パケットを復元することで、パケット再送を最小限に抑えることも可能。用途や配信品質により最適な冗長情報量を付加。
- (6)配信するコンテンツ容量や網の実際の配信レートにより、パケット送信間隔を配信単位(ファイル)で自由に指定可能。限られた利用帯域を効率的に利用。
- (7)サーバからスクリプトをクライアントにダウンロードし起動するインタフェースを利用することで、簡単に新サービスをクライアントにインストールすることも可能。
価格(税込)
- 配信サーバ用:840,000円/CPU
- 受信クライアント用:8,400円/台
※サーバおよびクライアントの動作条件については、お問い合わせください。
お問い合わせ先
NTTアドバンステクノロジ株式会社システムソリューション事業本部
MediaSpark担当:佐藤・三瓶
TEL:044-220-2077
E-mail:media-spark@ntt-at.co.jp
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