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大規模電力供給用太陽光発電系統安定化等実証研究の委託先に決定

~大規模太陽光発電の普及・コスト低減の実現に向けて~

NTTファシリティーズ

株式会社 NTTファシリティーズと山梨県北杜市の2者は、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)*1の委託研究事業、「大規模電力供給用太陽光発電系統安定化等実証研究*2」の委託先として決定した。

本実証研究は、「人と自然が躍動する環境創造都市」を目指す北杜市に大規模太陽光発電システムを設置し、発電電力を電力会社の系統側へ安定的に供給する実証研究を行うものであり、研究終了後は本システムを用いて発電事業を行なうことを予定している。

大規模太陽光発電システムの概要

実証研究場所は山梨県北杜市長坂町夏秋地区及び塚川地区に位置しており、中央自動車道に隣接し、八ヶ岳、南アルプス連峰に囲まれた日照量日本一を誇る「太陽の杜」として、本実証研究に最適な場所である。

設置イメージ図
設置イメージ図

北杜市におけるシステムは、従来の結晶系モジュールに加え、化合物半導体太陽電池や集光型システム等、国内外の先進的な太陽光モジュールを総計約2MW(メガワット)の規模で構築し、モジュールの総合評価並びに実証研究を行なうとともに、電力系統の品質に悪影響を及ぼさずに供給できる大容量パワーコンディショナーを開発する。

本実証研究で得られた研究データから、大規模太陽光発電システムのコスト低減へとつなげ、同システムの導入促進、そして地球温暖化をもたらすCO2削減に寄与することを目指す。

この度同じく採択となった北海道電力株式会社様(実証場所:稚内市)と連携をとり、本実証研究を共同して行っていく。研究開発期間は、平成18年度から平成22年度までの5年間の予定。

実証研究後の展開

実証研究終了後は太陽光発電システムの継続運用、電力会社への売電を行う予定。また『太陽と人が出会う場所』をコンセプトに、大規模太陽光発電所を環境観光、環境教育の拠点として、レクレーションパーク、エコエネルギーパーク化することも検討している。

【用語解説】

*1 独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)
「NEDO」とは、New Energy and Industrial Technology Development Organization(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の略。日本の産業技術とエネルギー・環境技術の研究開発とその普及を推進する中核的実施機関。  http://www.nedo.go.jp/
*2 大規模電力供給用太陽光発電系統安定化等実証研究
公募情報 http://www.nedo.go.jp/informations/koubo/180418_1/180418_1.html
採択情報 http://www.nedo.go.jp/informations/koubo/180919_2/180919_2.html
系統連系とは、電力会社の配電設備(発電から配電までの一連の設備を電力系統という)へ太陽光発電等の発電設備を電気的に接続すること。

お問い合わせ先

株式会社NTTファシリティーズ
広報室
TEL:03-5444-5112

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