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ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

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日本初、地域新エネルギーLLP「佐久咲くひまわり」を設立

~長野県佐久市「環境省メガワットソーラー共同利用モデル事業」を始動~

NTTファシリティーズ

株式会社NTTファシリティーズと佐久市地元企業・団体6者は、環境省の「メガワットソーラー共同利用モデル事業*1」の受託先として、日本初の地域新エネルギーLLP(有限責任事業組合)*2「佐久咲くひまわり」(以下:本LLP)を9月25日に設立した。

本LLPは、日本初の地域新エネルギー事業を行うLLPであり、また地域企業と商工会議所を中心に構成される新しいモデルケース。

この事業体を使って、1MWという大規模な太陽光発電システムを構築し、得られたクリーンな電力の売電を主な収入源として、太陽光発電を事業化していこうというもの。その他にも、環境教育、環境付加価値製品の普及推進等を図ることにより地域に貢献していく。

LLP概要

(1)名称

有限責任事業組合 佐久咲くひまわり

所在地:長野県佐久市中込2976番地4 佐久商工会議所別館2階

(2)設立年月日

2006年9月25日

(3)事業内容

本LLPは、今年度は市内企業の工場屋根部分に、430kWを分散設置し、太陽光発電のエネルギー供給事業を中心に事業を行い佐久市のCO2削減に貢献する。そして、共同利用の観点から、環境教育、佐久市の広報活動、クリーンエネルギーを利用したものづくり支援、エコツーリズムによる地域活性化等を行っていく(図1)。

図1 H18年度 佐久メガワットソーラー共同利用事業 設置予定企業
図1 H18年度 佐久メガワットソーラー共同利用事業 設置予定企業

今後、3年間で、地元企業、公共施設等に分散設置し、トータル1MWの太陽光発電システムを設置する計画である。

具体的項目は以下のとおり。

  • 太陽光発電施設によるエネルギー供給、関連サービスの提供
  • 佐久ブランドの環境付加価値商品・サービス開発の提供
  • 環境教育・防災活動サービスの提供
  • 各種施設の省エネルギー対策サービスの提供
  • 民間CSR・環境投資等に対するコンサルティングサービスの提供
  • そのほか、附帯関連する企画・運営・管理その他一切の業務

(4)構成組合員

  1. 株式会社NTTファシリティーズ
  2. 株式会社カウベルエンジニアリング
  3. 樫山金型工業株式会社
  4. 双信電機株式会社
  5. 株式会社中川電機製作所
  6. 長野吉田工業株式会社
  7. 佐久商工会議所

(以上、順不同)

【用語解説】

*1 メガワットソーラー共同利用モデル事業
京都議定書の発効に基づく地球温暖化ガスを削減するため、環境省が実施する「ソーラー大作戦」の一つであり、太陽光発電を大規模に集中的に導入させる新規事業で、民間事業者が自治体等と協同し、単年度もしくは複数年度で、合計1MWの太陽光発電を設置し、共同利用を行なうもの。
*2 LLP(有限責任事業組合)
Limited Liability Partnershipの略で、イギリス及びアメリカ合衆国において見られる企業組織の一形態であったが、日本においても2005年4月27日に「有限責任事業組合契約に関する法律」(LLP法)が成立、同年8月1日より施行されLLP(有限責任事業組合)の設立が可能となった。

お問い合わせ先

株式会社NTTファシリティーズ
広報室
TEL:03-5444-5112

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