既存PCをシンクライアント化して利用できるソフトウェア「コムウェアシンクライアント」
-段階的なシンクライアント導入を検討している企業に最適-NTTコムウェア
NTTコムウェア株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:今井 郁次、以下 NTTコムウェア)は、2006年11月7日より、既存PCをシンクライアント化する「コムウェアシンクライアント」の販売を開始した。
背景
日本版SOX法、新会社法、個人情報保護法などにより、企業ではセキュリティ対策や内部統制を実現するシンクライアントへの期待が高まっている。シンクライアントは端末にデータの保存機能を持たないため、顧客情報など企業内データの情報流出防止に有効だ。また、PC端末の運用・管理コストの削減にも寄与することから、導入検討やトライアルをサポートするソリューションが求められ、クライアント端末に関しては、データの保存、データの取り出しに対するコントロール、ウイルスに対するセキュアなOSの実現やデータの社外持ち出しといった課題の根本的なソリューションが望まれていた。
概要
「コムウェアシンクライアント」は、デスクトップLinuxとしてその実績を積み、ビジネスサポートを保証しているノベル株式会社(本社:東京都品川区 代表取締役社長:堀 昭一、以下ノベル)の「Novell Linux Desktop9、以下NLD9」をベースに共同開発、カスタマイズしたソフトウェアだ。NTTグループでのトライアルも行い、改良を経て実用性、信頼性を高めてきた。既存PCを利用し、OSレベルでよりセキュアなシンクライアント環境を実現。さらに、シンクライアント化への検討、トライアル、導入の過程では、端末の入れ替えなどにかかるトータルコストも抑えることができ、移行への検討過程の各段階をサポートする実用性を兼ね備えている。
■CD-ROM、USBタイプ
PCにOSの新規インストール等を必要とせず、既存のPCをUSBやCD-ROMから起動することにより、シンクライアント環境を実現。利用を終了すれば、通常使っているPCに戻るので、手軽にシンクライアントシステムの導入検討やトライアルを行うことができる。
また、自宅PCを本ソフトウェアで起動して、VPN(仮想専用線)接続を利用すれば、個人のPC環境とは隔離されたシンクライアント環境で会社へのセキュアなリモートアクセスが可能となり、かつ会社データを自宅PCに残すことがないため、「データの持ち出し」に対する課題の解決が可能となる。
■HDタイプ
USB内のシンクライアントOSをHDにインストールすることで、HDを初期化した上で、PCをシンクライアント化できるため、組織的な導入時に利用できる。
今後の展開
NTTコムウェアでは、デスクトップのセキュリティ統制に関して、アカウント管理の統合化、端末データの一元化、データに対するアクセス権の厳格化を実現するとともに、デスクトップ環境のオープン化に対応し、WindowsデスクトップとLinuxデスクトップをサーバにハイブリッド統合した大規模IT基盤ソリューション「Managed ubiquitous work place & data(仮称)」の展開 を予定している。
■価格
オープン価格
※記載されている会社名、製品名等は、各社の商標または登録商標です。
お問い合わせ先
NTTコムウェア株式会社ビジネスインテグレーション部
パートナー営業担当
営業企画 伊藤、北岡、長井
TEL:03-5796-4179
E-mail:partner@nttcom.co.jp
NEWS(2007年2月)
NTTグループ関連
- 空港手続きの電子化に関する実証実験「SPTトライアル2007」に参加(NTTデータ)
- 日本版SOX法対応に向けた企業の内部統制強化を支援(NTT西日本)
- インターネット検定「.com Master★★」において随時受検可能なCBTによる検定を開始(NTTコミュニケーションズ)
- 光ファイバー・ADSL両セグメントの顧客満足度調査で第1位を獲得(ぷららネットワークス)
- 全社・全業務で情報セキュリティマネジメントシステム「ISO27001」の認証を取得(ぷららネットワークス)
- 企業の内部統制強化に向けERPビジネスを加速-「ProActive E2」の提供開始(NTTソフトウェア)
- 既存PCをシンクライアント化して利用できるソフトウェア「コムウェアシンクライアント」(NTTコムウェア)
- Windows用音声処理ソフトウェア「音声工房」シリーズのバージョンアップ版をリリース(NTTアドバンステクノロジ)
- 050型IP電話から0AB~J型IP電話への切替意向は4割以上-gooリサーチ結果(NTTレゾナント)
SIer・ベンダ
- 前年同期比46.3%増、ベンダーの順位が大きく変動-国内ブレードサーバ市場(IDC Japan)
- 協業を強化してRFIDビジネス分野に本格参入-「Event Driven Architecture」の導入を促進(CTC/日本オラクル)
- 本格的なIPテレフォニー対応の中小規模IP-PBX「IPstage EX300 リリース2.0」を販売開始(OKI)
- 企業向けIPネットワーク運用管理ソフト「WebSAM NetvisorPro」を強化(NEC)
- 「Solaris 10」が情報基盤強化税制の対象に-「EAL4+」を取得(サン・マイクロシステムズ)
- 業界初、中小規模企業向けオールインワン統合ストレージシステム「AiO」を発表(日本HP)