NTTグループのソリューションガイド

ICTソリューション総合誌 月刊ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーション

信頼性・セキュリティを強化した高機能コンタクトセンタシステムCTIミドルウェア『CTBASE』3.0版 提供開始

-サーバ二重化やシンクライアント対応などの機能を追加-

NTTソフトウェア

NTTソフトウェアは、コンタクトセンタソリューションについて、通信、金融、製造、流通、サービスなど様々な業界に対し、多くの導入実績を有している。今般、CTI※1ミドルウェア『CTBASE』(シーティーベース)に、サーバ二重化やシンクライアント対応などの機能を追加し、信頼性やセキュリティをさらに向上した3.0版の提供を開始した。

『CTBASE』は、安価かつ短期間で高機能なコンタクトセンタシステムを容易に構築するためのCTIミドルウェアであるが、昨今、コンタクトセンタに求められるセキュリティ要件、信頼性要件、機能要件が変わりつつあり、今回は、そうした顧客からの声を反映し、以下の機能追加を実施し、提供を開始した。

『CTBASE』3.0版の機能概要

(1)信頼性向上(CTBASEサーバ二重化機能)

ハード故障やネットワーク故障等により稼動中のCTBASEサーバが利用できなくなった場合でも、待機系のサーバに切り替わることにより、継続的にCTIサービスを提供する。旧バージョンでもロードバランサー等により信頼性の高いシステム構築が可能だったが、サーバ二重化に対応したことにより構築コストが大きく削減でき、大規模コンタクトセンタなどの、より高度な信頼性を求める顧客も安心して使用できる。

(2)セキュリティ向上を目的としたシンクライアントに対応

昨今の内部統制強化や情報漏えい対策として、個人情報を扱うことの多いコンタクトセンタでの高いニーズに対応すべく開発した機能である。既に大規模コンタクトセンタでの実証実験を実施しており、信頼性の高い機能として仕上がっている。

(3)インテリジェントルーティングが可能(データベースルーティング機能)(オプション)

IVR※2等を導入することなくコールルーティングに顧客のビジネスロジックやビジネス情報を反映する機能を提供する。

(4)FastHelp3用ソフトフォン(オプション)

テクマトリックス社のCRMパッケージ「FastHelp3」に対応したソフトフォンを提供する。


NTTソフトウェアでは長年培ってきたコンタクトセンタソリューション導入実績とノウハウを活かし、コンサルティングからコンタクトセンタ構築、運用管理の一貫したライフサイクルをフルにサポートする。また、コンタクトセンタの構築にとどまらず、コンタクトセンタに集まる顧客情報を分析し、マーケティングや経営での活用による経営改善、コストセンターのプロフィット化に貢献するトータルCRMソリューション「Sentire(センティーレ)」を提供している。

『CTBASE』3.0版の製品概要

・名称
CTBASE(シーティーベース)
・提供開始
2007年3月29日
・価格
1,950,000円(1サーバ/25クライアント)から
・参考
『CTBASE』は、PBX(Avaya社製PBXに対応)固有のシーケンスを隠ぺいしたインタフェースを、ActiveXコントロールやJavaクラスライブラリで提供することにより、Visual Basicや市販のSFA※3、CRMパッケージにCTI機能を容易に組み込み、小規模から大規模まで柔軟なコンタクトセンタシステムの構築を実現する。

【用語説明】

※1 CTI:
Computer Telephony Integrationの略。電話とコンピュータを融合させた利用技術、新サービスの総称。
※2 IVR:
Interactive Voice Responseの略。企業の電話窓口で、音声による自動応答を行なうコンピュータシステム。
※3 SFA:
Sales Force Automationの略。パソコンやインターネットなどの情報通信技術を駆使して企業の営業部門を効率化すること。また、そのための情報システム。

お問い合わせ先

NTTソフトウェア株式会社
エンタープライズ・ソリューション事業グループ
ビジネスアプリケーション事業ユニット
松重/木村
TEL:03-5782-7344

NEWS(2007年5月)

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